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フェンダー、世界初Wi-Fi搭載ギターアンプ「MUSTANG GT」。BTスピーカーにも
2017年5月7日 00:02
フェンダーミュージックは、ギターアンプとして世界初となるWi-Fiを搭載、歴代フェンダーアンプのモデリング機能、Bluetoothスピーカー機能も備えた「MUSTANG GT」シリーズ3機種を5月下旬に発売する。予約受付は5月5日から。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は「GT40」が28,800円前後、「GT100」が50,000円前後、「GT200」が72,000円前後。
ギターアンプ「MUSTANGアンプ」シリーズに様々なアップデートを加え、「フェンダーが提案する次世代のギターアンプ」と位置づけられるモデル。根強い人気の「‘59 BASSMAN」や定番の「‘65 TWIN REVERB」などのヴィンテージトーンから、ポップ、ロック、モダンメタルサウンドまで、幅広いジャンルに対応するアンプモデリング機能と、スタジオクォリティというエフェクトも装備。
アルゴリズムの改良により、音質だけでなくアンプのピッキングレスポンスもリアルに表現できるという。さらに、通常のピッキングでは煌びやかなクリーントーン、強くピッキングすることでクランチサウンドへと変化するといった、フェンダー特有のアンプサウンドも再現。シグナルパスの柔軟性も強化し、エフェクトレイアウトの自由度も増し、より幅広いサウンドメイキングに対応できる。
Wi-Fi機能も搭載。アーティストが作成したプリセットや、ユーザーが作成したプリセットの追加、OTA(OVER THE AIR)によるファームウェアのアップデートも可能。英語版で、日本語対応は未定だが、世界中のプレイヤーやクリエイターが集うコミュニティとも連携できるという。
Bluetoothスピーカーとしても利用でき、スマートフォンなどと連携し、ワイヤレスで音楽再生が可能。バックトラックや好きな曲を流しながらギターソロやリズムギターを重ねてセッションするといった使い方もできる。
iOS/Android向けにスマホアプリ「FENDER TONE」を用意。アンプの各機能をスマホからコントロールでき、オリジナル・コンテンツへのアクセスや他ユーザーとのプリセット共有などが可能。フェンダーのサウンドエンジニアやアーティスト、ユーザーによって監修・作成された多くのサウンド、プリセットをスマートに管理・操作できるという。
GT200にはフットスイッチが付属し、連携が可能。ルーパー機能を使い、サウンドレイヤーを重ねていける。その他のモデルも別途フットスイッチを購入すれば連携可能。フットスイッチに搭載している4つのボタンを使い、エフェクトやチューナ機能のハンズフリー・コントロールもできる。
スピーカーユニットはGT40が6.5インチ×2、GT100が12インチ×1、GT200が12インチ×2。GT100とGT200のユニットは特別デザインのCelestionスピーカーで、「楽器のトーンをエンハンスするだけでなく、Bluetoothストリーミングオーディオも高音質で再生できる」という。
アンプはデジタルアンプ。出力はGT40が40Wで、デスクトップやブックシェルフへの設置を想定。GB100は100Wで、リハーサルスタジオ、レコーディング、小規模会場でのライブに対応。GT200は200Wで、中~大型会場でのライブに最適という。
出力端子として、全モデルUSB、ステレオミニ、ヘッドフォンを搭載。GB100とGT200にはステレオのラインアウト、ステレオFXループ出力も備えている。
外形寸法と重量は、GT40が38.73×21×26.7cm(幅×奥行き×高さ)、6.25kg。GT100が52.1×25.4×44.5cm(同)、9.97kg。GT200が64.77×25.4×53.08cm(同)、15.4kg。