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 米CNNは5日、米軍による南シナ海での「航行の自由作戦」の申請を国防総省が却下していたと報じた。トランプ政権が「最重要の外交課題」とする北朝鮮の核・ミサイル問題で協力を求めている中国に配慮したとの見方が出ている。同省がホワイトハウスの意向を反映したとみられる。

 中国による軍事拠点化に対抗するためオバマ前政権は4回実施。米太平洋軍のハリス司令官は4月末の公聴会で、同作戦を「まもなく実施する」と述べていた。マティス国防長官も継続する方針を打ち出しているが、トランプ政権下では一度も行われていない。

 これまで米軍は、南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島や西沙(パラセル)諸島で中国が造成した人工島から12カイリ(約22キロ)内の海域に軍艦を派遣してきた。トランプ政権は2月に、原子力空母カールビンソンを南シナ海に派遣して演習をしたが、航行の自由作戦は実施していない。

 これについて、国防総省のデー…

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