関門海峡を歩いて渡ろう!
本州と九州の間には、流れの速い関門海峡が
あります。
関門海峡は、大昔は壇の浦(だんのうら)と
よばれ、源氏と平氏の「源平合戦」の
最終決戦地や、宮本武蔵と佐々木小次郎の
巌流島の決闘や幕末に長州藩が攘夷として
外国船に大砲を打ちかけたりと、歴史の
舞台としても有名です。
この関門海峡を渡る方法として、
「関門大橋を自動車で通行する」
「関門トンネルを列車や自動車で通行する」
これ以外に「◯◯を利用して歩いて渡る」
方法があるんです。
どうやって渡るのかは、映画「十戒」で
モーゼが海を真っ二つに割って渡った様に
渡るのではなく(できたら、すごい!)
水面下約60mに地下トンネルがあり、ここを
歩いて渡ります。
では、さっそく行ってみましょう。
関門トンネル人道入り口(門司側)
地下道への入り口は、ここからエレーベータ
に乗って、一気に海底まで降ります。
関門トンネルエレベータ
エレベータを降りると、ホールの様になって
ます。
ホールには人道に関する展示物が飾ってあり、
いきなり
「関門トンネル人道踏破おめでとう」と
お出迎えされます。
まだ、エレベータを降りただけなのに
「プチ達成感!」が味わえます?
ついてる!
関門トンネルは一直線なのだ
ホールを抜けると、目の前に道が一直線
になっています。
人道は、全長780mで門司側からゆる〜い
下り坂を380m進むと、福岡県と山口県の
県境となります。
福岡県と山口県の県境
県堺を超えると、今度はゆる〜い上り坂が
400m続きます。やっぱり、一直線!
ここを、ポチポチ登っていきます。
関門トンネル人道踏破おめでとう
これを登れば、入り口と同じようにホール
があり、門司側にもあった踏破おめでとう
のお出迎え。
今度は、本物の達成感!
おつかれさまでした
ここからエレベータで地上まで上がります。
関門トンネル人道入り口(下関側)
下関側のエレベータの前には、料金表が
あります。(門司側にはありません)
歩いて渡るのは、「無料」です。
源義経と平知盛
下関側の入り口は、みもすそ川町にあります。
ここは、源氏と平氏の源平合戦の最終決戦地
「壇の浦古戦場」としても有名です。
ここには、「みもすそ川公園」があり、
源義経と平知盛の像と、
安徳帝御入水之処の碑があります。
鬼神のような強さの平教経からの組討を
避けるために、船から船へ飛び移り逃げた
とされる八艘飛びの「源義経」をイメージ
した像
安徳天皇と二位尼の入水と平氏の滅亡を
見届けた「平知盛」が船の錨を体に巻きつけ
海に飛び込む様をイメージした像