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高学歴インテリ層と低学歴ブルーカラー層の闘い。
フランス大統領選挙にしろ都議会選挙にしろほとんど関心も興味もない。しかし日本にしろ米国にしろ、あるいはフランスにしろ、マスコミが、共通して、捏造、隠蔽、誘導しようとしている情報操作と情報工作には興味がある。「近代的価値観」(ポリコレ)の押し売りである。21世紀的現実を見ていない。
何故、米国で、マスコミの妨害合戦にもかかわらず、トランプ大統領が出現したのかが、まったく分かっていない。解ろうともしていない。フランスのマレーヌ・ルペン候補にかんする報道も同じ。未だに「極右生徒=国民戦線」と書いている。
マクロンは、顔や口や経歴はりっぱだが、政治家としては無能。外見だけだろう。東大卒キャリアガールを並べた小池チルドレンと同じ?
堀慶大名誉教授の分析と指摘が面白い。フランス大統領選挙を巡って、ツイッターで、こう書いている。
専門的な知識がモノを言う細かい事柄ではなくて、いざ一国の大きな方向性を選ぶという段になると、高学歴のインテリたちの選択が、低学歴のブルーカラー層の選択よりも正しいとは限らない。むしろ知的優越を意識している者の専門的な知識がモノを言う細かい事柄ではなくて、いざ一国の大きな方向性を選ぶという段になると、高学歴のインテリたちの選択が、低学歴のブルーカラー層の選択よりも正しいとは限らない。むしろ知的優越を意識している者のほうがイデオロギーや神話に嵌って道を誤まりやすいとも言える。ほうがイデオロギーや神話に嵌って道を誤まりやすいとも言える。
私が小林秀雄や江藤淳の「批評」に教えられたのも、「そのこと」だった。小林秀雄も江藤淳も、見せかだけの似非エリートを激しく批判していた。それが、日本の「批評史」である。
そもそも高学歴似非インテリが、何者であり、何をやろうとしているかを考えてみればいい。彼等は、要するに既得権益擁護層なのである。民衆や大衆のことなど考えていない。むしろ、民衆や大衆を蹴落として、高学歴似非インテリによる「少数支配」を目指している存在にすぎない。小林秀雄や江藤淳が、あるいは三島由紀夫や吉本隆明等が、高学歴似非インテリを、「概念の欺瞞性」の元に斬り捨てたことは、重要だ。