ダイエットをしているのに「なかなか痩せない」といった経験はありませんか?
あまり結果が出ない人は、知らず知らずのうちに思い込みや、間違った知識による選択をしてしまって、それがダイエットの妨げになっているのかもしれません。
そこで、多くの人が効果があると信じていたり、正しいと思い込んでいるダイエットの間違った知識や誤解されがちな常識をご紹介します。
- 1.スイーツを食べてはいけない
- 2.食事回数を減らせば痩せる
- 3.水分を摂るとむくんでしまう
- 4.炭水化物や糖分を抜けば痩せる
- 5.ジュースでデトックスできる
- 6.毎日、体重計に乗る
- 7.食事やおやつにダイエット食品を選ぶ
- 8.カロリーを抑えれば痩せられる
- 9.サプリメントを積極的に摂ると良い
- 10.ダイエットを頑張ったらご褒美はOK
- 11.運動しなくてはいけない
- 12.運動中・運動後はスポーツドリンクを飲む
- 13.運動した後は多少食べても良い
- 14.長期プランでダイエットする
- 15.チョコは絶対にダメ
1.スイーツを食べてはいけない
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ダイエット中の甘い物は絶対に禁止というのは、ダイエットの成功にとっては少し考えものです。
体重を減らしたいと思っているのに、これまでと同じ食生活をしていては変化はありません。しかし、厳しい食事制限でストレスを溜めることになれば、結果的にダイエットの失敗につながってしまいます。
ストレスを溜めないことがダイエット成功への近道なのです。
2.食事回数を減らせば痩せる
可能であれば、食事回数は逆に増やしましょう。
食事をするだけでカロリーが消費されて、ダイエット効果があるとされています。
ダイエット中だからといって、朝と昼だけしか食べないというのは、あまり良くありません。できれば、食事を少量づつ複数回にわけて行うのがダイエットに効果的です。
3.水分を摂るとむくんでしまう
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カラダがしっかりと機能するためには、水分補給は絶対に必要です。
のどの渇きは空腹と勘違いしやすいため、食べ過ぎに繋がることもあります。1日に1.5Lを目安にしっかり水を飲むようにしましょう。
水を飲み過ぎると太るのではないかと心配な方は、カリウムを多く含む食材を摂るように心がけるといいでしょう。
4.炭水化物や糖分を抜けば痩せる
炭水化物や糖分を抜いてしまうダイエットはおすすめできません。
体がエネルギー不足になり、筋肉量が減ってしまいます。筋肉量が減ると代謝が落ちるので、痩せにくい体質になってしまうのです。
また、一つの食材を食べ続ける単品ダイエットは、一時的に体重が減ることがありますが、栄養不足で体調不良を招いて、元の食事に戻すとあっという間にリバウンドすることがあります。
5.ジュースでデトックスできる
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肝臓や腎臓には、身体から不要な物を排出してくれる機能が備わっています。
あえて取り除かなければいけないものは残っていないうえに、ジュースでデトックスできるようなメカニズムはそもそもありません。
6.毎日、体重計に乗る
研究では、1週間毎日体重を量って「数字の結果」を記録した人よりも、どのように頑張ったという「ダイエットのプロセス」を記録した人のほうが、痩せてリバウンドも少ないという結果が出ました。
体重の増減だけを心配してしまうと、どうしてもストレスがたまって、ドカ食いにつながることもあります。
「昨日はエクササイズをした」というように、成功体験を大切にすると、次の日のやる気につながります。
7.食事やおやつにダイエット食品を選ぶ
カロリーオフや糖質オフ商品、ダイエット食品などは手軽に取り入れやすくダイエットによさそうですが、食事による満足感を得ることができず、長い目で見るとダイエットには不向きなものです。
そういった商品のカロリーをチェックしてみると、中にはおにぎり一個分のカロリーに匹敵するものもあります。
同じカロリーもしくは少ないカロリーで、もっとヘルシーで満足感のある食品はたくさんあります。チーズやフルーツ、ヨーグルトなどを選んでみましょう。
8.カロリーを抑えれば痩せられる
1日の摂取カロリーを計算して、ダイエットに励む人も多いと思います。しかし一日の摂取カロリーを抑えたからと言って、カラダに悪そうな添加物たっぷりの食品を食べていては身体に良いはずがありません。
リンゴから得られる100kcalと、ポテトチップスから摂取する100kcalは、身体にまったく違った影響を及ぼします。
ダイエットに励むなら、食事は加工されていない自然食品(野菜、魚など)から摂取するべきでしょう。
9.サプリメントを積極的に摂ると良い
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痩せる、肌が綺麗になる、と愛用する方が多いサプリメントですが、中にはその効果がはっきりと明らかにされていない物も多いようです。
ダイエットサプリメントなどは薬と違って薬事法の規制を受けないので、どんな成分を入れてどんな効果を謳おうと基本的には自由なのです。
さまざまな成分が入ったサプリメントは安価な原材料を使っている物も多くあって、なかには安全性に疑問が残る物もあります。
10.ダイエットを頑張ったらご褒美はOK
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ダイエットにある程度、成功したら「ご褒美」を食べようと考えている人は多いかもしれません。
でも、そのご褒美こそがダイエットを挫折させる原因になることが多くあります。
ダイエットは継続が大事です。途中でアイスクリームや甘いチョコレートに決して手をつけてはいけません。
11.運動しなくてはいけない
誰もが信じて疑わない「ダイエットには運動」ですが、科学的には、運動は体重管理には必要不可欠ですが、体重を減らしてくれるわけではありません。
アスリートでなければ、体重管理は8:2の割合で「食べるもの:動く量」に関わっているそうです。
「ダイエット=運動」と信じられるようになったのは、主に食品業界の策略です。「食べても運動すれば大丈夫」というイメージを与えて食べるこ”へのプレッシャーを減らそうとしたためと考えられています。
12.運動中・運動後はスポーツドリンクを飲む
スポーツドリンクには運動中に失われがちな電解質やミネラルがバランスよく含まれていて効率よく水分補給が出来ることから、運動中や運動後に飲む方も多いと思います。
しかし、スポーツドリンクには糖分も多量に含まれている場合があるので、ダイエット中には注意が必要です。糖質オフやカロリーオフと謳っているものでも人工甘味料が入っていることがあります。
ハードなトレーニングをしたときや、気温が高くて汗を大量にかいたとき以外は、スポーツドリンクの飲み過ぎには注意しましょう。
13.運動した後は多少食べても良い
ダイエットのために有酸素運動を頑張っても、その後の栄養の摂り方を間違えてしまうとせっかくの運動の効果が台無しになります。
トレーニング後に摂取した糖質やたんぱく質は、筋肉の修復やエネルギーの補充に使われやすいのですが、消費したカロリーよりも多く食べてしまえば運動の意味がありません。
また、ジャンクフードやスナック菓子では必要な栄養素が届かずに、運動した効果もなくなってしまいます。
14.長期プランでダイエットする
ダイエットはあまり長期的に計画することは望ましくありません。
なぜなら途中で退屈になりかねないからです。
2、3の小さな変化がすぐに出ればずっとダイエットを続ける意欲が出てくるでしょう。
15.チョコは絶対にダメ
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栄養士によると、食前20分と食後5分にチョコレートを食べると食欲が最大で半分に減るそうです。
大学の研究でも“ダークチョコレート”には糖分や塩分に対する食欲を抑える働きがあるとの結果がでています。
ただし、ミルクチョコレートやホワイトチョコレートには脂肪がたくさん含まれているので、食べるならダークチョコレートにしてください。