近年、国外ではラジコン用として認められているが、日本では認められていない電波を利用したプロポや新しいシステムを導入したプロポが、インターネット通販等により国内に流入してきており、更に拡大するおそれが生じています。 その中には日本で当然認められない携帯電話用周波数や2.4GHz(ギガヘルツ)帯周波数を使用した新しいタイプのプロポもみられます 国内の携帯電話は、メールやインターネット、更にテレビや電子決済等のツールとして爆発的に利用が増大しており、平成18年2月末現在、その契約は9076万件と国民総数の70%を越えるまでに普及しております。こうした状況の中でラジコン用として携帯電話用周波数のプロポの運用により混信や妨害を与えるようなことがあると、国民生活に影響を及ぼすなど大きな社会問題となります。 また、2.4GHz帯無線設備は日本では特定小電力無線局(空中線電力10ミリワット以下等電波法に規定する規格を備え総務大臣に登録された技術基準適合証明機関の証明を受け、その表示がされた無線設備)としてパソコンや無線LANなどデータ通信分野に非常に普及しております。 証明された無線設備であれば日本でもラジコン用として利用は可能ですが10ミリワット以下の電力であるため運用距離は短く空用のラジコンには厳しいものと考えられます。 一部流入され又今後増大のおそれが予測されるこれらのプロポは、日本では現在認められていませんので使用すると不法な無線局となります。 総務省では、混信や妨害の未然防止を図るため、不法な無線局の監視や取り締まりを強化しており、違反者には電波法による罰則(1年以下の懲役又は100万円以下の罰金)が適用されます。愛好家の皆様には、不法な無線局の運用により電波法の罰則を受けることのないよう我が国で認められた周波数を使用した適正なプロポでの運用をお願いします。当協会の標準規格適合証明シールが貼付してあるプロポは、電波法の規定を満たした安心・安全なプロポです。皆様が電波法の違反者とならないよう当協会の標準規格適合証明シールが貼付されたプロポを使用して下さい。