宮城県色麻町の地域WiMAX事業頓挫か 7
ストーリー by headless
業者 部門より
業者 部門より
maia 曰く、
宮城県色麻町は、老朽化した有線放送電話システムの代替として2011年に地域WiMAXを採用し、2013年に開通したが、全世帯(約2,000世帯)をカバーできないという事で問題になっている(河北新報の記事[1]、 [2]、 NHKニュースの記事)。
受託した仙台市内の設計業者によれば、この業者が当初受託したのは避難所となる施設約50か所に配信する事業で、全世帯への一斉放送事業は施工業者が設置した交換機が原因で実現できなかったという。
問題を受けて中継器を増やすなどの対策も行われているが、検証委員会は現状の設備でカバーできるのは300世帯程度と判断し、全世帯への一斉放送は実現できないと結論付けている。町は新しいシステム導入を考えており、国の補助金など事業に投じられた約3億7000万円は無駄になる可能性が高い。
広帯域移動無線アクセスシステム(BWA)を市町村レベルで整備しようという地域BWA構想では、2.5GHz帯、帯域幅10MHzでWiMAXを採用する地域WiMAXが2008年から推進されてきた。地域BWAは20MHz幅や新しい2方式による高度化システムにも2014年から対応している(地域WiMAX推進協議会)。
なお、事業にかかわった業者のうち1社は大日通信工業(兵庫県)のようだ。
元記事には「(仙台市内の)設計業者」と「施工業者」が登場する。大日通信工業には仙台営業所もあるが、この設計業者ではないと思われる。検証委員会では設計業者の無線に関する知識不足を指摘するが、設計業者では交換機を設置した施工業者のチェック不足を指摘している。
ニュースで見てましたけど (スコア:2)
かなりの高額掛けたのになあ
なあなあなんですかねえ
# 仙台に帰省中
みんな被害者?? (スコア:1)
「全世帯を対象にした一斉放送事業は交換機がうまく作動しなかった」
ここで設計業者の見積もりの甘さが出ていると思うのだけれど、なぜ施工業者のせいにして被害者になるのが間違ってるよね。
設計通りにいかなかったのだから、設計業者の責任だと思うのだけれど。
町が業者に対してなにもしないで、次のシステム更新しても
同じことの繰り返しだと思います。 きっと。
WiMAX (スコア:2)
WiMAXって屋内への浸透性はあまりよくない印象がある。周波数帯のせいかもしれないけど、G3やLTEの方がね...(経験を踏まえた当社比w)
現地の地形はよく分からないけど、まあ山中でしょうね。避難所への通信が通じるまでは穏当な線だけど(そこまでは2013年に成功裡に開通している)、広げて全世帯対象というのは、有線放送電話の普及率でも達成していなかった野心的な企て。
契約の内容がどうなっていたのか分からないし、当事者間の行き違いが甚だしい感もあり、要注意案件のように思います。
6基地局で300世帯だから単純計算で40基地局2000世帯かよとも思うが、当然後になるほど電波が届きにくくなるので、100基地局?は多分非現実的。
もっと低い周波数帯でナローバンド通信でいいから、例えばコミュニティFMくらいの規模で何とかならないものか。
#雑談は忖度
Re: (スコア:0)
G3 FAXはNTT回線があれば浸透できるからな…
Re: (スコア:0)
> 設計通りにいかなかったのだから、設計業者の責任だと思うのだけれど。
ちょっと理解できない。プログラムにバグがあって設計通りに動作しなかったら設計書書いた人の責任になるの?
Re: (スコア:0)
設計が拙かったなら設計者の責任
設計通りに実装しなかったなら施工者の責任
でもそもそも仕様がおかしい可能性
Re: (スコア:0)
そんなレベルの問題ならば不具合修正で設計通りに動作することになり、計画が実現できることになる。
計画が実現出来ないって判断されているわけで、どうやったって設計通りにならないレベルの不具合ならば設計の問題だろうが。