愛用していた、ハイドレーション「プラティパス/ビッグジップ」が三年目にしてとうとう破れてしまいました。折り畳んで収納していたので、折れ目から素材が弱くなってしまったようです。
後々ネットで調べているとやっぱり折りたたんではいけなかったようで、丸めて収納するとの事。時すでに遅し...。
ザックへのパッキングの良さ、多くの水分を持ち運べる事、特に夏場は凍らせておくと冷たい水が飲める事など、登山では欠かせないアイテムになっているので、新しく買い替えることにしました。
ハイドラパック ハイドレーション
新しく買い替えたのは「ハイドラパック/リバーシブルサ-バ-」という製品です。選んだ一番大きなポイントは「裏返して綺麗に洗うことが出来る」ということ。
以前使用していた「プラティパス/ビッグジップ」は中に手を入れて洗うことができませんでした。使われている素材も固めなので、裏返して洗うこともできません。当然、乾きにくく衛生状態には不安があります。人によっては、冷凍庫で保管している方もおられるみたいです。
ただし、内側/ポリエチレン、外側/ポリウレタン、重量:170g、と材質も厚みがある為ガンガン使っても丈夫な使い心地でした。(保管方法に注意すれば)
ハイドラパック リバーシブルリザーバー
素材は軽量ポリウレタン、元々は天然ゴムの代替品として開発された素材で、伸縮性に優れ元の5倍は伸びることが出来ると言われています。
非常に薄く、そして柔らかいですね。プラティパスの時みたいに折れ目から「パキ」と割れるような感じはありません。
目盛りもしっかり表記されています。開けてみると
中心には水の量に左右されることなく形を保つため、着脱可能な仕切りが付いています。これを解除すると...
このように裏返すことが出来ます。手のひらもすっぽり入るので隅々までメンテナンスすることができますね。
飲み口。マウスピースを噛むことで水を飲むことができます。青い部分を回すことによって量を調整、ロックします。
嬉しかったのはマグネットで飲み口を手元に固定出来る事。プラティパスはクリップで挟むタイプだったのですが、取り外しが面倒でした。これならストレスフリーで水分補給することが出来ます。
こんな感じで手元に収まりました。
ハイドラパック 使い方
ハイドラパックに限ったことではありませんが、ハイドレーションシステムにおける使い方にはいくつかの注意点があります。
収納する時には折りたたまない
折りたたんでしまうとその部分から劣化が進みます。収納時は丸めて収納する事をおすすめします(実証済み( ノД`))
冷凍する時は満水状態で凍らせない
満水状態で凍らせてしまうと膨張することにより破れてしまうことがあります。七割くらいの量で冷凍し、使用前に水か氷を入れ満水状態にする方が安心です。
スポーツドリンクを入れることはおすすめしない
構造上、隅々まで洗う事が難しいので、スポーツドリンクを入れてしまうとどうしてもカビや雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。衛生的には水だけを入れている方が末永く使用することができます。
大は小を兼ねる 大きさを選ぶにあたって
登山中に必要な水分量は、自重(体重+ザック)×5×行動時間と言われています。
65㌔の人が7キロのザックを背負って、6時間の登山をするのに必要な水分量は(65+7)×5×6=2160ml 夏場なら更に多くの水分量が必要になります。大は小を兼ねるともいいますので「3L」をおすすめします
使用する前に必ず各部品が正しく装着されているかを確認して下さい。
電子レンジでの使用はしないで下さい。
60℃以上の液体を入れないで下さい。
火に近づけないで下さい。
衛生上の理由により、使用後はすぐに中性洗剤で洗浄した後、乾かして下さい。漂白剤の使用はお止め下さい。
薬品・アルコール類をリザーバーへ絶対に入れないで下さい。
お子様の手の届かない所に保管して下さい。
製品使用前に毎回必ず水漏れなどの点検を行い、使用中は製品に鋭利な物が触れないように注意してご使用下さい。水漏れ等による損害に対して弊社では一切補償しかねます。