自民 高村氏“憲法9条に自衛隊条文追加 理解得ること可能”

自民 高村氏“憲法9条に自衛隊条文追加 理解得ること可能”
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自民党の高村副総裁は5日夜、訪問先の中国・西安で記者団に対し、安倍総理大臣が憲法改正の項目として9条への自衛隊に関する条文の追加を例示したことについて、公明党や民進党を含め幅広く理解を得ることは可能だという認識を示しました。
この中で高村副総裁は、安倍総理大臣が憲法改正の具体的な項目として9条への自衛隊に関する条文の追加を例示したことについて、「憲法を改正する場合に、いちばん難しいとされる9条から逃げずにやり遂げるということ自体は、極めて野心的だが、1項と2項をそのままにして、自衛隊の存在を明記するやり方は、最も穏健なやり方だ」と指摘しました。

そのうえで、高村氏は「公明党の『加憲』という案と同じか、近い案だと思う。また、民進党のかなりの人たちは、賛成しない理由を探すのに苦労するだろう」と述べ、公明党や民進党を含め幅広く理解を得ることは可能だという認識を示しました。

また、高村氏は、来年9月に予定されている党の総裁選挙について、「健康問題などよほどのことがなければ、安倍総理大臣に3期目を目指してほしい。安倍総理大臣が立候補すれば、支持することになる」と述べました。

さらに、高村氏は、「共謀罪」の構成要件を改めて「テロ等準備罪」を新設する法案の審議への民進党の対応について、「国民の理解を得るというよりも、不安をかき立てるという野党一流のやり方で、長い目で見ると、国民の支持を得ないのではないか」と批判しました。