カラオケでのコスプレをやめた・・・
レッツ、カラオケコスプレイ!
おさっぴろでぇす。
ワタクシは、カラオケでコスプレして歌うのが大好きなヲサーンだ。顔にはお面を被っている。
しかしながら、先日カラオケのコスプレをやめた。正確には、嫁からやめろと言われたのだ。ただし、コスプレそのものをやめた訳ではない。カラオケでコスプレする事をやめたのだ。
だから、家の中でのコスプレは続けている。これらは過去記事にも書いたけど、このブログのこれまではこんな感じだ。
これまで通りカラオケに行く、しかし・・・
その後何度か、カラオケに行った。
歌うのは楽しかったけれど、いつも持参している衣装が無いので、やはりむなしかった・・・。
ワタクシは複数の店でコスカラをしていたが、とりわけお気に入りの店があった。そこの店長はもともとコスプレイヤーで、ワタクシのコスカラも事実上公認となっていた。彼とはいつも清算時に、コスプレとかアニソンとかの他愛もない話をしたが、それが実に楽しかった。
このカラオケには、他の客に見えにくい部屋があった。よほど混んでいる時以外は、この部屋で歌えるように店長が配慮をしてくれた。この店は三年以上利用していたので、彼との関係もそれだけ続いた事になる。
だから、コスプレが出来なくなった事は言いにくかった。というより言えなかった。
とは言え、ワタクシの手荷物が無いのでいずれは気づくだろう。しかし彼の態度は、いつもと変わらずにこやかだった。
店長から声をかけられる
そんなある日、その店に行った。
いつもは清算時に会話するのだが、この日は受付時に店長が口を開いた。珍しく真顔だった。このとき周囲には、ワタクシと彼しか居なかった。
「ブログ・・読みましたよ。コスプレ出来なくなったそうで・・・」
ワタクシは驚いた。彼がブログを読んでくれてた事にである。まさか読んでいるとは思ってなかった。だから「え・・ええ・・」と返すのが精一杯だった。彼は続けた。
「実は私、異動になりました。来月から現場ではなく本社に戻ります。だから、ぴろさんにお別れの挨拶をするつもりでした」
注:ここでは「ぴろさん」と読んでいるが、実際は本名を読んでいます。
「そうだったんですね・・・」
「いつもぴろさんと、いろいろな会話が出来てうれしかったです」
「いえいえ、こちらこそいつもおかしな格好で迷惑をかけまして・・・」
彼は笑顔になった。
「(笑)正直言うと最初は驚きでした」
「ですよねーwww」
「ですが気づきました。きっとぴろさんから、パワーをもらってたんですよ。いつも来店されるのが楽しみでした」
「えへへ、照れますね・・・」
「いつか、奥様やお子様と一緒にコスカラ出来たらいいですね・・・!!」
「そんな日が来るかなぁ・・・」
「是非その日がくるまで、引き続き当店に足を運んでいただけたら幸いです」
「もちろんです!これからも、歌いにきますよ!」
ワタクシがそう言うと、笑顔の彼がふいに真顔になった。
「ありがとうございました!これからもよろしくお願いいたします!!」
こうして彼は、深々と頭を下げた。その姿に心を打たれ、ワタクシも一緒に頭を下げた。
やさしさが沁みる
この後、いつも通りカラオケをしたが、酒を飲み始めたらなんだがやけに泣けてしまった。
いい年こいたヲサーンが、酒飲んでしかも自分のコスプレの事で泣くw・・・文章にするととても恥ずかしいんだけれども、彼の優しさと心遣いが沁みたのだ。
この夜ワタクシは、岡村孝子さんの「夢をあきらめないで」を5回くらい歌ってしまった。
あなたが選ぶすべてのものを、遠くに居て信じている。
いい曲だと思う。人生出会いもあれば別れもある。
しかしながら、誰かに少しでもいい影響を与えられたのならば、それはきっと良い人生だ。
シメのひとこと
実はこの出来事は、昨日の事だ。だから本日は二日酔いで記事を書いている。
と言う訳で、また来週もこのカラオケに行く。
それでは今回はここまで。
皆様、良い出会いと別れををを!