「天下りバンク」◆◇◆衆議院議員加藤公一ジャーナル第197号◆◇◆
発行日:5/18
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>> 2007/5/18
>> 衆議院議員加藤公一ジャーナル
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=====天下りバンク=====
昔、ある官庁に就職が決まった友人がいました。その友人に、
「なんで△×省を選んだの?」と聞いたところ、彼はニヤリと笑っ
て言いました。
「あそこは天下り先が多いからね。」
官僚の世界に、天下りはつきものです(ピラミッド型の年功序列
組織を維持するために、一人が昇進すると同期はやめさせられる)。
そして、高級官僚であれば、官庁を退職後、特殊法人を渡り歩き、
そのたびに数千万円の退職金を受け取り、さらに民間企業に天下っ
て行きます。ひどいケースでは、天下りを繰り返すことにより数億
円ものお金を懐に入れることができるといわれています。そして、
このような天下り先を守るために、特殊法人用の無駄な仕事が作ら
れたり、国から補助金が流れたりして、行政が歪み税金が浪費され
ることになるのです。
このように問題の多い天下りですから、今の法律でも一応の縛り
があります。たとえば、公務員は、退職後2年の間、民間企業(離
職後5年間の職務に関連するもの)への再就職が禁じられています。
しかし、これは裏を返せば、退職2年後以降は天下りし放題という
ことを意味しますし、問題の多い特殊法人などへの再就職は全く制
限されません。結局、現在の法規制はあまり実効性がないのです。
さて、そんなお寒い現状の中、政府は、各省庁からの再就職の
「あっせん」を禁止する法案を提出してきました。そして、これに
よって押し付け的天下りをなくすのだと、鳴り物入りで宣伝してい
ます(また、役所や族議員に法案反対のポーズをとらせ、
「官邸 vs.抵抗勢力」という絵を作ることにも余念がありません)。
では、今回の政府の法案で本当に天下りはなくなるのでしょうか。
そんなことはありません。むしろ逆です。
実は、政府案は、天下りの「あっせん」を禁じるかわりに、天下
りそのものを解禁しているのです。これでは「露骨な押し付け的あっ
せんさえしなければ、自由に天下りをしてもいいですよ」と宣言し
ているようなものです(そもそも天下りは、官庁の許認可権や予算
を背景とした無言の圧力によって行われるのですから、いくら表面
的に「あっせん」を禁止しても無意味です)。
さらに問題なのは、政府案では、高級官僚の天下りを一手に引き
受ける「天下りバンク」を創設することになっていることです。現
在は各省庁が個別に細々と天下りのあっせんを行っているのですが、
これからは「天下りバンク」を中心に国をあげて盛大かつ合法的に天
下りを支援しようというわけです。本来なら、官僚も普通の人と同
じようにハローワークで再就職先を探せばよいはずです。なぜ官僚
だけ特別な天下りバンクが必要なのでしょうか。こんな天下り促進
策を「公務員制度改革」と称するのは、趣味の悪い冗談としか思え
ません。
天下りの根絶は、民主党が、結党以来取り組んできた課題です
(もちろん、今国会でも「天下り根絶法案」を提出しています)。
私たちは、官僚機構の人事制度までふみこんで、天下りをなくせる
よう提案しています。ぜひ、この夏の参議院選挙に勝利して、天下
りのない公正な日本を実現していきたいと思います。
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編集・発行:衆議院 加藤公一議員室
このジャーナルは、加藤公一の公式ホームページでご登録いただ
いた方、加藤公一宛てにメールをくださった方、加藤公一がアドレ
ス入り名刺を頂戴した方に送信しております。ご不要の方は、お手
数ですが件名欄に 「停止」 と書いて、このメールをそのまま返信
してください。
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名もない責任もない一般市民からの提案ですが、天下り根絶を訴えるより、
教師(公務員)が行っている「今年の各教師の赴任先」と新聞で一覧が出ているように、「今年の天下り者とその企業!!」を一覧(しかも顔写真付)で出す方法が面白いかと、このような意見を言う民主党なら、間違いなく票が動くでしょう。2007/5/21
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