「今日のメインテーマであるですね、オリンピックと東京ビッグサイト問題に入りたいと思います。これ、前回の放送でもやったと思うんですが、オリンピックによってですね、東京ビッグサイトが、ある期間使えなくなる、または、(そこで開催するイベントの規模を)縮小せざるを得なくなる。
どうしてかと言うとですね、プレスセンターかな? (オリンピックの期間中には)そういったものをビッグサイトでやるということで、その補償というか、どうなのか。ついでにですね、(2020年の東京オリンピックの)その前後に行われるコミケは、本当に開催できるのかどうかということで、大きな論点がこの4月の末に2回あった。で、ひとつは4月26日。東京ビッグサイトでの説明会というのがありました。
で、実はこれ、坂井さんのほうが、現地に潜り込んで。私が行くと目立っちゃうということで、私は入らなかったので、その時の議論がどうだったのかということを、ちょっと報告してもらいたいのと。
ということで、まず、東京ビッグサイト、26日の(説明会の)解説。会場がどうなるのか、ちょっと前回の放送の復習も含めて、ちょっと説明を坂井さんのほうから」
坂井崇俊元秘書(注:山田太郎前議員の元秘書で、現在も山田さんと行動を共にしている)
「一応、前回の放送で話した紙が出るかな? 最初に。あ、出てますか。これが前回説明した紙なんですけれども、下に書いてあるのが何平米使えるかということですね」
坂井元秘書
「これが26日の(説明会の)前のやつなんですけれども、まあ、2020年の4月から2万4千平米ぐらいしか使えない。今が10万平米ぐらいなんで、4分の1ぐらいの規模になっちゃうということで。これで見ると、コミケ96、97、98、3回分が影響出ちゃうと。コミケ98はもうほとんどできないと。これがどうにかなるんじゃないかということで、26日に期待をしてですね、(説明会に)行って話を聞いたらですね、出ます?」
坂井元秘書
「こんななったんですけれども、事実上、短縮って書いてある1ヶ月のところだけ減っただけで、あとはほとんど変わらないと。でも、会場の雰囲気はですね、『頑張ったのは分かるけど、どうしてくれるんだ』と。感じたのは、現場レベルの話の中で調整するのはもう不可能なんだろうなと。
やっぱり政治(レベルの話)としてプレッシャーかけなきゃいけないだろうなと。この26日に集まってた人は、展示会の主催者達なんですよね。彼らとしても展示会の機会がなくなっちゃうし、別にコミケ以外のいろんなイベントやる人達も商談の機会がなくなっちゃうので、『中小企業に影響出るよ、どうしてくれるんだ』ということは、必死に話をしていたというのが、この時の説明会の話ですね。結構揉めたりもしてましたね」
山田前議員
「どんな感じだったの?」
坂井元秘書
「ようするに、自分達に決定権がない中で、会場(の利用制限に関わる事柄)がほとんど変わらない形で進んでいっちゃうんだけど、本当に誰がこういうのを補償してくれるんだ、みたいなことは、かなり話としては出てましたね」
山田前議員
「いろんな意見があるんですが、これによって経済的に1兆2千億円の損失があると、これは日展協がたぶん言ってると思うんですけれども。日展協、日本展示会協会もですね、14万6千名の署名を集めたのかな? で、実は、日展協さんのほうからも、会長さん含めて、私に会いたいというような話もしてました。今後、スケジュールを取って、日展協の石積会長ともお会いしながら。
これはコミケだけの問題ではなくてですね。確かに、中小企業等の展示会での商売って、私も実はやってたのでよく分かりますし、大事なんですよね。このタームが狂ってしまうと、『別に、ある期間だけだから1年ぐらい良いじゃないか』とか『1回ぐらい勘弁してくれよ』って、たぶん東京都はそれぐらい簡単に考えてると思うんだけれども、保たなくなっちゃうんですよ。それで回ってるからね、経済は。ということなので、他人事じゃないだろうということで、これについてはやりたいと思います」
坂井元秘書
「1個、重要なことを言うのを忘れてました。さっきの紙出ます?」
坂井元秘書
「これで、例えばですね、2019年は7万2千平米ぐらいってあるので、今の10万に対して7万2千だったら45%(注:「45%」との発言ですが、話の流れ的に「70%」が正しい?)確保されてるんじゃないかと思うかもしれないですけど。やっかいなのはですね、この一番下にある2万3千平米の青海展示棟。これ、今はなくて新しく建てるんですけれども、これがどこにあるかっていうと。もうひとつの紙、出るかな? 青海展示場の設置場所って書いてある紙なんですけれども」
坂井元秘書
「これ、右下にですね、ビッグサイトがあるんですが、赤いほうが青海展示場なんですけれども、歩いて1.5キロなんですよ。1.5キロも離れた所で、『離れた所で建てるから、7万2千平米確保できましたよ』とか言われても、『いや、それ一緒のイベントとしては、ほぼ成立しないでしょう』と。これはもう、駅的にも隣なんですよね、ゆりかもめの」
おぎの稔大田区議
「1個乗っていかなきゃなんないですもんね」
(注:おぎの稔大田区議は、東京都でマンガ規制が議論された東京都青少年健全育成条例改正問題のとき、マンガ等を規制から守る団体の主力として活躍した後、議員秘書を経て、大田区議会議員に当選。オタク議員を自称。現在は、地域の問題に真摯に取り組みつつ、表現規制問題や大田区の同人・コスプレイベントを守るためにも動いてくれています。この日の放送でも自身の団体時代の活動について非常に興味深い話をしてくれたのですが、尺の関係で区議の発言部分については省略することになってしまいました…)
坂井元秘書
「これを一緒の会場として扱うっていうのは、なんかまあ、数字的には揃ってるのかもしれないですけど、なかなか厳しいと」
おぎの区議
「なんかもう、イベントに参加してない人の意見っぽいですよね」
坂井元秘書
「そうそう」
おぎの区議
「じゃあ、お前、コミケで東ホールと西ホールが1.5キロ離れてたらどうするんだ、っていう話ですよね。もう戻ってこれないだろうっていうねぇ」
坂井元秘書
「これ南っていうのはいいんですけど。青海展示場は、これ、狭いと。だから、結局5万平米ぐらいになっちゃうんですよね」
山田前議員
「で、代替案で、パシフィコ横浜も、この3分の1ぐらいしかないし。幕張は―」
坂井元秘書
「―幕張はこれ、オリンピックで使うんですよね」
山田前議員
「―使うので無理だということなんですよね。だから、全然、これじゃダメだと。で、基本的に、例えば、今までのコミケならコミケで10万平米ぐらい使ってたんで、同程度を1キロ以内、まあ歩ける距離ですよ、近接エリアに作るということをどんな形でも保障しないと、多大な影響、オリンピックの負の影響に関して、今から大懸念されますということですよね。
で、これはオリンピック中開かれないだけじゃないんですよ。前回も説明したんですけど、1回、オリンピック中は、夏が、コミケ(=コミケ98)の場合は厳しいだろうと。で、もうひとつは、2回影響を受けるんだよね。その前の、2019年の」
坂井元秘書
「2019年の2回(=コミケ96、97)も影響を受けるんですよね、はい」
山田前議員
「いわゆる、2019年の8月、それから12月ですね、夏と冬(についても影響は受ける)。(2020年の)コミケ98に関しては開けないだろうと、このままで行ったらね。という問題で、ここまで連続的に影響を受けちゃうと、コミケの性格は変わるんじゃないかと。
で、豊洲市場で、ということはまるで考えてないということで、あの豊洲市場は市場としての作りをしているので、あそこを突然展示会会場として変更してくっていうことはちょっと考えられない」
おぎの区議
「できないし、今の段階でそれをやるのは、小池さんだってすごいリスクになっちゃうでしょうから」
山田前議員
「それで、私はあまり、他の政党とか政策とかにケチは付けたことないんですけど、都知事ですから、ハッキリ言っときたいのは。小池さんもここは答えを出して、彼女は都知事になる時の政策として、『東京をアニメランドにする』ということを言ったわけだし、だったらば、最大のアニメランドの政策としては、ひとつはコミケなり東京国際展示場(=東京ビッグサイト)を守るということだと思うんですよね。
で、豊洲もそうだけれども、このままで行ったら正直、小池さん、ズルいと思うんですよ。まだ、ダメだとか多くの批判をして、敵対的になるつもりはありませんが、豊洲に関してもホントにどうするのか分からない。それから、このビッグサイト問題についてもどうするのか分からないと。
確かに、いろんな問題を、イシューというか、課題として取り上げたということが、これまでの、そのまま流れ的に行っちゃう都知事よりは、はるかに良いのかもしれないけれども。でも、いい加減タイムリミットっていうのがあって、もうここに対してですね、答えを出していく。できればポジティブに解決してくということをしなければ、結局、言ってるだけで何もできないじゃないかと。
そんな中で、ホントに小池さんは、東京都の都議選を迎えちゃうんですか? ということ。支持率は確かに高い、もうこのままで行ったらはっきり言って、小池新党、都民ファーストばか勝ち、過半数超えと言われているけど。果たして都民もそういう状況で良いのか。
で、くしくもですね、いろんな記事とか、ネットでの意見が出てるんですが、私、確かにここの展示業者とか印刷業者の中で、すごく悲鳴を上げてる人の声を見てそうだなと思ったのは、『都議選の前に、この問題を解決しなければ無視される』という声があったんですよ。その通りですよ。
やっぱりそれぐらい政治においては選挙が大事だし、この問題は現場じゃあもう解決できないということなわけだから、政治問題とするのであれば、ここが選挙ということなので(注:7月2日に東京都議会議員選挙が行われます)。ぜひですね、選挙でもってケリを付けるためにも、私はですね、今こそ、アクティビストとしてはですね、選挙公約として捉えてもらいたいし、それぞれの都議がこれを選挙公約としてですね、どういうふうにするのか、明らかしたいし。
我々もですね、私も『表現の自由を守る会』をやってますので、ひとりひとりですね、この『表現』と、それから特に東京都の、この会場問題については、それぞれの姿勢をハッキリさせて、(それぞれの都議選の候補者を)応援するのかどうかということをハッキリさせたいなと思ってるんですけどね」
(中略)
山田太郎前議員
「そこで、何を考えたかというと、公約を、坂井さんのほうから」
坂井元秘書
「はい。(7月2日の)都議選の立候補予定者に対して、『2つの公約を入れてくれ』ということで署名を(始めました)。1つめが『マンガ・アニメ・ゲームの表現の自由を守る』ということを公約として入れて下さい。もう1つが、『コミケも含めたビッグサイトの会場問題の解決をする』ということを公約として入れて下さい、ということをChange.org(という署名サイト)で署名を募集してます」
坂井元秘書「今、一応、概要欄の所にurlが書いてあるので、そこから後で署名して頂ければと思うんですけど。それで署名していただいたら、今度、署名が集まったら、それを元に各候補予定者に対して、貴方はこれを公約として入れますか?」
(中略:一時的に話題がそれたので中略)
おぎの区議
「さっそく政治家で署名してくれた方が。西沢けいたさん(注:西沢けいた都議=中野区選出)。さっき(生放送中におぎの区議の携帯に西沢都議からかかってきた)電話をスピーカーで流しちゃいましたけど」
山田前議員
「で、質問はですね、3点。この署名が集まったらということで、
1.過激な表現も含め、マンガ・アニメ・ゲームの表現の自由を守ることについてどう考えていますか?
a.現状よりもマンガ・アニメ・ゲームの表現を規制するべきだ
b.現状のままでよい
c.現状よりも、さらに表現の自由に考慮するべきだ
これを問うていきたい。それから、
2.五輪時のビッグサイト会場問題の解決についてどうお考えですか
a.現行のビッグサイトの案で問題ない【隣接地に限ると従来の面積の半減】
b.2015年度末の開催面積(約8万㎡)の規模のイベントを隣接地で行えるよう政治主導で整備を進めるべきだ【新規会場の追加建築などが必要】
c.2016年度末の開催面積(約10万㎡)の規模のイベントを隣接地で行えるよう政治主導で整備を進めるべきだ【メディアセンターの移転などが必要】
もうオリンピック時にビッグサイト会場を守ってこうと思うと、政治決断しかないんだよという中で、今回の問うていきたい最大のポイントになると思います」
おぎの区議
「でも、ただでさえオリンピックの会場問題グダグダなので、ちょっと(質問を)変えてもいいと思うんですけどね」
坂井元秘書
「選択肢はまあ、まだコレ案なので、いつでも変えられます」
山田前議員
「3つ目がですね、
3.上記1,2についての回答を公約として掲げますか
a.正式な公約として掲げる
b.ブログ/HPなどで上記の意見を表明する
c.特に公約としては掲げない
ということで、正式な公約として掲げてもらいたいということで。これは政党レベル、それから、個人の議員さんレベルに対して、今後、全都議さんについて、問うていきたいと思っています。
ちょっと皆さんに問いたいんですが、ここが大事だと思っているんですけども、まさにですね、政治とはこういうことだということを、もう一度ですね、皆さんとですね、問うていきたいと思うんですよ。
確かにですね、日展協さんなんかが一生懸命14万人の署名を集めた。私もChange.orgで署名を集めていきますが。やっぱりですね、議員と政治家に対して、プレッシャーをかけていかないと、ようはですね、変わらないんですね。やはり政治問題として解決するということについては、やはり議員に対してプレッシャーをかけていくということが、もう最後のロビー活動のですね、手段なんです。
で、プレッシャーをかけてくっていうのは、言い方は悪いですけどハッキリ、手法ですから、言っとく必要があると思いますけど。1つはですね、まあ、献金なんですよ。あの、いわゆる『アメ』。アメとムチなんだけど、『ムチ』は票なんですよ、やっぱりキツイのは。
それで、選挙直前ですから、ポジティブに考えれば、今、チャンスです。
オリンピックをですね、言い方は悪いですけれども、皆さんの手に取り戻す。これはぜひですね、東京都民だけの問題じゃないと思います。東京都が主催でやりますが、オリンピックは日本全部で開催されるものでありますので、全員が参加していくようなことでありますから。そうなってくると、我々のオリンピックを我々のものに取り戻すというかですね、手にするために活動してもらいたいと思うんですよ。
そのために私もですね、表現の自由を守る会を作ってきた。日頃からですね、皆さんにもお伝えしたと思うんですが、表現の自由を守ろうという、なかなか民間団体がないんですよね。で、結局、そうなってくるとですね、民間が民間で自主規制をしちゃった場合に、マンガとかアニメとかゲームは守れない中で。ホントに楽しむ側の普通の我々がですよ、こういうものに対してプレッシャーをかけていけば、これは非常に大きいし、それで変わったことがですね、次にも繋がってくると。
で、私自身、29万という票を取って、だけれども、バッジは付けられなかったわけですが、その数を見て、いろんな議員なり政治は今、少し動いているし、『表現』というのが無視できない。票になって議員が生まれるかどうかはこれからの問題だけれども、無視できない。
で、それがいよいよですね、この東京都議会選で現れてくるわけですから、ここでひとつ勝負をかけないと、負けは負けと、いうことになるので。ここは全力を挙げて、この都議選に向けて、この表現の自由。特に、五輪を1つの旗にしてですね、五輪において、五輪のいわゆるプレスセンターなるものを取るのか、やはり我々が大事としているマンガ・アニメ・ゲームの象徴的祭典であるコミケを守るのか。
これをですね、戦いとして都議選まで○○○○○○(注:聞き取れず)。この戦いは別に、現在(東京都で)政権を取っているの小池さんだけにぶつけるわけじゃありません。これは与野党問わず。あるいは個々の議員でも、やっぱり声を上げることはできるわけですから。特に都議選ですので、都議候補の方々ですね、含めて全員に対して問うていきたいし。
それをですね、ネットの中で拡散をして、『この人はこう言ってたよ』、『あの人はああ言ってたよ』ということを、ぜひ戦っていきたいんですね。若者の政治参加どうのこうのって言うつもりはありません。政治参加しようとしまいと、我々の問題としてですね、簡単にできることですから。
まずはできたら、『この公約を入れて下さい』という(署名による)私の問いかけに関して、やっぱりある程度驚くほどの、インパクトのある数を、何万単位というのは、やっぱりやりたいので。最低ですね、1万~3万ないと、なかなかですね、『公約として入れて下さい』というインパクトにならないので、それを呼びかけていきたいと思いますので。
それをもって、多くの人がこれを公約として認知をしているという数字を見せながらですね、次の都議選に対しては戦っていきたいと思いますので。これは、私の選挙でもなければ、国政レベルの選挙でもなんでもないんですけども、もっと自分達の表現を守ってくという意味では、声を上げられるかどうかという瀬戸際だと思いますので、また盛り上げてやっていきたいと」
(中略)
坂井元秘書
「署名をして頂くのはぜひお願いしたいんですけど、それと、拡散ですね」
山田太郎前議員
「そうそう、拡散。ネットでの拡散が一番、皆さんにとっては分かりやすいし、やりやすいので、ぜひ、その力を見せるという意味においてもですね、ここは山場ですから」
(中略)
山田前議員
「ホントにね、今回の都議選、メッチャ大事だと思ってます。これ、都議選超えちゃって大したことないと、『なんだ…』、『どんどんどんどん規制しちゃえ』と。で、東京都を舐めたら怖いからね。青少年健全育成条例だってなんだって、みんな東京から始めちゃうから。東京都が『これ、流石に敵に回したらヤバイぞ』というふうになれば(今後も私達の表現を守っていきやすくなる)。これ、実はコミケ会場だけの問題じゃないんですよ、これは」
文字起こしは以上です。ここで頑張れるかどうかで、アニメ・マンガ・ゲーム等の規制の問題の未来も変わってくると思いますので、署名と拡散にご協力下さい。
【参考リンク】
前参議院議員・山田太郎 ニコニコチャンネル
山田太郎前参議院議員ツイッター
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