図書館の本って、当然のことだけどいろんな人が読むもんだ。個人で所有している本よりもずっと多くの人が手にするはずだし、その分汚れる可能性だって高くなる。よくよく考えると掃除とかどうしてんだろ、すげえ量だけど。
そんな疑問を解決してくれるのが、米ボストン公共図書館がツイッターに投稿した動画。まさかの“本の洗車場”があるとかないとかで、話題を呼んでいるんだ。
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この世には洗本マシーンが存在する!
ボストン公共図書館がツイートしたのは、イタリア・オラクル社が製造している洗車ならぬ洗本マシーン「DEPULVERA(デパルベラ)」が稼働している様子だ。
A behind-the-scenes look at how we remove dust from our #books. It's like a mini car wash for books, minus the water! #libraries #booklovers pic.twitter.com/3xGI6ZEHVJ
— BostonPublicLibrary (@BPLBoston) 2017年4月20日
車を洗うように本を洗ったらフニャフニャになるんじゃね?って、やや心配なわけだが、もちろんそれはものの例えであって水は出ない。見た目や機能が、本のサイズに合わせた小さな洗車場のようなのだ。
ローリングするブラシで汚れを除去
1分間に12冊もの本をキレイにできちゃうという洗本マシーン。入口に本をポンッと置くと、ベルトコンベア方式で出口まで勝手に運ばれて行く。途中、ぐるぐると回転するブラシが数カ所に設置されていて、本の側面と表紙、裏表紙の汚れやほこりを除去するという仕組みだ。
ブラシがローリングして、オートマチックに汚れが落ちて・・・まさしく洗車場だ。なお、この洗本マシーンで“洗う”のは、希少本を除く閉架書庫の本とのこと。どんな本でもキレイにしちゃえってことでもないんだね。
ちなみに、ボストン公共図書館は、1848年に創設されたアメリカ最古の公立図書館だそうだ。いろいろな蔵書があるだろうし、そりゃあ洗本マシーンの1台や2台、必要だわな。
Video Cleaning Machine
DEPULVERA - Innovative Book Cleaning Machine
via:Depulvera・Twitter・Atlas obscura・Huffington post・translated by usagi / edited by parumo
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