初めてお題スロットで記事を書く「花粉症対策」このお題を眼球で捕らえ刹那ではあるが憤怒の化身と化し、書く衝動を抑え切れなかった。
僕は常に問うていた。ヤイ杉の木よ、がけ崩れや小規模台風ですらを防ぐ能力もないクッソ浅い根っこで、大和民族ニッポンジンに花粉というテロ行為を行い恥ずかしくないのか、と。 貴様らは1日でゴミ箱を山盛りにさせる事で満足なのか、と。いや、何かがおかしい、ありえない、深く考える、ここまで鼻息が荒いのはこれが僕にとって生死を分けるほどの大きな問題だからである。起きるなや否や怪鳥のような雄叫びを上げくしゃみを繰り返す。この一見花粉の時期特有の、ごく、ごく当たり前の光景に違和感を感じ始めたのはつい最近の事であった、くしゃみとは身体が外からくる異物や外的に示す防御反応で、つまり脳がくしゃみをしたがっていると言うこと、もうおわかりだろう、花粉とはジュラル星人のテロ行為なのである、まず杉の木はすぐに育つからという理由で無造作に、頑なに無造作に、植えられたそう、マイナビの「悪役の展開にありがちな展開は?」とのアンケートの2位に「はじめは味方のフリで近寄ってくる」とある、この事から推測するに恐らく医者もジュラル星人なのだろう、僕は某国民的アニメの主人公チビ・メガネ探偵のような洞察力で推理する、さらに確信を得ようと敵のアジト(耳鼻科)に潜入する、そこには紙風船を被り、尊顔をガスマスクで覆ったヨーゼフ・ハイター博士風の万物の霊長がいた。その男は導管のようなものを鼻に突っ込めみ吸引しろと威嚇してきた。僕は鼻腔で荒れ狂う花粉の猛威とヨーゼフ・ハイター博士の巧みな人心掌握術に負け、導管を鼻に突っ込みスイッチをオンにしてみると、するとそれはもうとてつもない爆風で僕の鼻腔はシルクドゥソレイユ、大地が割れ、海は裂け、山々は憤怒を吐き出し、俺は叫び、耳鼻科の窓を突き破りオゾン層まで駆け上がる、曇天を見下ろし、目も開けられないほどの風の中で僕は敗北を知った。朦朧とした意識の中で今まさにこの記事を書いています。僕の教訓を無駄にしないでほしい、私を笑うもの蔑むものはもとより、支えてくれるもの、信じてくれるもの、そのお為に戦い続けることを宣言します。いつかまた会う暇で