写真広場
写真部のカメラマンが撮影した数々のカットから、お薦めのもう1枚を紹介します
【親子で学ぶぅ】<経済編>原発事故処理に70兆円 重い負担
2011年に事故(じこ)を起こした東京電力福島第一原発の処理(しょり)にかかる費用が、総額(そうがく)で最大70兆円になるとの試算を民間の調査(ちょうさ)機関がまとめました。国の1年間の予算と単純(たんじゅん)に比(くら)べると、約7割(わり)に相当するとても大きな金額です。原発事故がいったん起きれば、国民は重い負担(ふたん)を背負(せお)うことがはっきりしました。 試算は大手企業(きぎょう)や大学、自治体などが加わる「日本経済(けいざい)研究センター」が行いました。原発を解体(かいたい)し、人体に有害な放射性廃棄物(ほうしゃせいはいきぶつ)を処分(しょぶん)するなどの「廃炉(はいろ)」に11兆〜32兆円、事故で放出された放射性物質を含(ふく)む土などを取り除(のぞ)く「除染(じょせん)」は30兆円、被害(ひがい)を受けた住民や企業への「賠償(ばいしょう)」が8兆円とそれぞれ見込(みこ)んでいます。 経済産業省が昨年12月にまとめた試算の3倍以上となっていて、センターは「国の原子力政策(せいさく)の見直しが必要だ」と提言(ていげん)しています。 PR情報
|