レボリューションを超えた凄技リロードを目撃せよ!
ホラー小説の巨匠、スティーヴン・キングのライフワークとも言うべきファンタジー超大作小シリーズ『ダーク・タワー』が映画化! その予告編がついに公開されました。(関連記事:スティーヴン・キングが語る、成功するストーリーの秘訣)
こちらはSony Pictures Entertainmentがアップロードした動画。以下、原作小説のネタバレを若干していますので、ご注意ください。
あらすじ:ニューヨークの少年ジェイクは夢に導かれて異世界へと入り込み、ガンスリンガー最後の生き残りであるローランド・デスチェイン(イドリス・エルバ)と出会う。そして、彼はすべての世界の支柱「暗黒の塔」を崩壊させようと目論む「黒衣の男」ことウォルター・オディム(マシュー・マコノヒー)との終わりなき戦いへと巻き込まれていくのだった――
イドリス・エルバのガンスリンガー姿と無茶苦茶なリロード・アクションがカッコよすぎる! マシュー・マコノヒーも、魔術師である黒衣の男の言い知れぬ不気味さがしっかり出ていてイメージ通り。
ガンスリンガーの教義「我は我が銃で殺さぬ。銃で殺す者、父親の顔を忘却せり。我は心で殺す」もセリフとしてちゃんと登場しているだけで、原作ファンとしてはワクワクします。
一方、予告編を見る限り映画全体の雰囲気は複数の時代が混在する物語の舞台である「中間世界」のイメージのキーとなる部分は描きつつも、小説の突飛さ・異様さは抑えめにして、より万人受けしやすそうなアクション作品という路線になっている模様です。
この様子だと『ダーク・タワー』シリーズが、実は他のスティーヴン・キング作品とリンクした世界であるという原作でのネタもあるのかどうかは不明ですが、ただ今回の映像の40秒あたりに映画『シャイニング』に登場したホテルの写真が見られるので、もしかしたら映画の中でもつなげていく可能性はあるかもしれません。
シリーズを続けるのであれば、個人的には『アトランティスのこころ』のアンソニー・ホプキンスに登場してほしいです。
The Dark Tower is close, now. The Crimson King awaits. Soon Roland will raise the Horn of Eld. And blow. pic.twitter.com/rqGSKM3dWL
— Stephen King (@StephenKing) 2016年5月19日
原作ファンの一部にはイメージと違う!と怒る人もいるかもしれませんが、Entertainment Weeklyによると、映画は小説の続編であるということがキング本人と監督によって明らかにされているので、最終巻での話(大きなネタバレなので詳細は割愛)を思い出せば、納得のいく展開ですし、この画像を見たらファンは観ないわけにはいかないでしょう!
映画『ダーク・タワー』は海外で2017年8月4日公開予定。
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image: ©2017 SONY PICTURES DIGITAL PRODUCTIONS INC. ALL RIGHTS RESERVED. via YouTube
source:YouTube, Twitter, Entertainment Weekly
(傭兵ペンギン)