頑張って貯金しよう!
そう思ってもなかなかできない人って多いのではないでしょうか。
私ももともと浪費家なので、ついお金を使ってしまう人の気持ちは十分わかります。
ただお金が貯まらない人って、本当にもったいないお金の使い方をしていることが多いんですよ。
私も昔の自分を振り返って「ただの無駄遣いだったなぁ」と反省することが沢山あります。
ここではもともと浪費家大バカ娘だった私が、結婚後に生まれ変わり20代の間に貯金1000万円達成するまでの話をもとに、浪費家の特徴と浪費家を卒業するための方法をまとめました。
私のイタイ過去をぶっちゃけます
私はもともと超浪費家です。
私の浪費の理由は完全に「見栄」と「大きく欠如したマネーリテラシー」でした。
今から話す内容は本当に情けないし恥ずかしい話なのですが、【浪費家から抜け出したい!】という方のために捨て身の覚悟でお伝えします。 (;´∀`)
私の実家は代々の地主でした。
また父は大企業に勤めていたので年収もそれなりに高かかったです。
なので子どものころから大阪のベッドタウンで車4台駐車できる大きな家に住み、車も俗にいう高級車でした。
といっても父は次男で跡取りではありませんでしたし、相続でちょっと色々もめたので裕福といってもテレビで出てくるような大富豪ではありません。
分かりやすくいえば中の上か、上の下くらいです。
そんな家庭に育った私の過去の話をします。
私は24歳で結婚するまでずっと実家暮らしでした。
両親とも過保護な面があり、社会人になるまでお小遣い制で専門学校時代には親の名義のクレジットカードも持っていました。
バイトをしたことはありますが、お金のためというより好奇心で働いていました。
また車の免許をとった後、家の車が大きくて運転するのが怖いと言ったら、父は私に軽自動車を買ってくれました。
そんな調子だったので、周囲の友達からは「いいとこのお嬢さん」と思われていました。
しかし社会人になったら少し状況が変わります。
父の名義のクレジットカードで買い物したら、その金額は返しなさいと言われました。
まぁ、当たり前の話ですよね。
ただ家族間のやりとりなので、返済に厳しいルールはなく結構適当なものでした。
また極め付けに情けないのが、社会人になった後も母の過保護っぷりから、私の通帳の管理は母がしていました。
私の給料が出たら母がお金を下ろしてきてくれて、私に渡してくれます。
ただここで良かった点は、母は全額下ろさず毎月定額ずつ貯金するように計算して下ろしてくれていました。
そのため私は自分の浪費家の性格とは相反して知らず知らずの間に貯金することができていました(笑)
ただ社会人になって母から渡されるお金では正直足りない。
ましてや友達もみんな看護師で同じ給料をもらっているので、みんなと経済力が横並びになります。
もう依然のように「イイとこの子」なんて思われない。
多分、それが自分の中でモヤモヤした部分になっていたんだと思います。
そのため夜勤専従をして夜勤手当を稼いでは見栄のために散財していました。
ボーナスももちろんブランド物に消えていきます。
「私はお嬢さんなんだからっっ」と意味不明なプライドがおかしな方向に向いてしまっていました。
よくブランド物が好きな人は自分自信に自信がないから、外見を装うことで自分に価値を見出そうとしているっていうじゃないですか。
まさにその通りだったと思います。
私も親の経済力で作られていた「お嬢さん」というアイデンティティが、社会人になったことでなくなりました。
そのため自分自身に自信がないから、着飾ることで周りに認めてもらおうとしていたんだと思います。
今振り返っても本当に大バカ娘です。
そんな調子で結婚するまでお金の管理は母にしてもらい、クレジットカードも父が名義のものを使用していたので、結婚当初ATMの使い方もクレジットカードの仕組みも知りませんでした。
そして金銭感覚も完全におかしいです。
いや~過保護ってダメですね。
何もできない子どもに育ってしまいます。(笑)
そんな私が変わったのは旦那と結婚してからです。
旦那は大学生の時に父を亡くし、お金にも色々苦労してきたのでむちゃくちゃ堅実です。
なので私の舐めきった根性は旦那との結婚生活によって、根本的にたたき直されていきました。
どのようにたたき直されたかは以下で詳しく説明しますね。
また旦那が政治経済の話をよくするので「ほぉほぉ、世の中はそんな仕組になっているのか。」と感心を持つようになりました。
それまでは世の中の仕組みなんて一切興味を持っていませんでしたが、そこから自分でもお金に関する勉強をするようになり、私のお金に対する考え方は180度変わりました。
いやはや人って変われるものです。
今は旦那の給料だけで生活して、私の給料は全て貯金&資産運用に回しています。
そして「見栄のために使うお金とかただの無駄やん」と心の底から思うようにもなりました。
浪費家の特徴
見栄っ張り
浪費家のほとんどの人が当てはまると思います。
ブランドものが好きという人はもちろん、最新の家電やスマートフォンを持ちたいという人も、心理学では本当はその商品そのものが欲しいのではなく「優越感」が欲しいというふうに考えられています。
人から「いいな」「すごいね」といわれたいのです。
まさに私がそうでした。
年収が高くても貯金のない世帯が多いのですが、そのような世帯ほど見栄のための出費が多いです。
これは高収入の人の方が周囲との間にヒエラルキーが生じやすいためといわれています。
マネーリテラシーが欠如している
・借金はダメだといいながらクレジットカードで分割払いする。
・自分への投資といいながらリターンの見込めない習い事に通う。
・金利の仕組みが分からないままローンを組んでいる。
このように浪費家の人は世の中のお金の仕組みを理解していないがために矛盾した行動をしている場合が多いです。
そのためリボ払いで異常に高い金利を払い続けたり、後にローン返済が滞ったりするケースもあります。
私もこのマネーリテラシーが欠如していたので、自分への投資といって何十万もするエステに通ったり、借金という自覚なしにクレジットでの支払いをしたりしていました。
クレジットカードが手放せない
クレジットカードを使用する場合、その時の財布の中身関係なく買い物することができます。
また分割払いにすることで支出を先延ばしすることもできます。
しかも分割払いの場合、一回の支払額が小さいので購入するか迷った時も「ひと月〇円ずつの返済なら大丈夫か」とつい自分に甘くなってしまいます。
なのでクレジットカードが手放せない人の多くが、欲しいものを我慢することができません。
クレジットカードでの分割払いに味を占めると浪費家街道まっしぐらととなります。
お金を使うことがストレス発散になっている
「ストレスが溜まってる~!もう買い物したい!!」って言っちゃてる人って多いですよね。
特に女性に多く見られます。
ストレス発散のための買い物の場合、本当に必要なもの、本当に欲しいものの判断が冷静にできません。
なので「the・浪費」をしてしまうわけです。
他の言い方をすると「自分へのご褒美」もそうですね。
ストレスが溜まっている自分をいたわるための支出をしてしまっているわけですから。
このように浪費家の人のストレス発散方法にはお金がかかる場合が多いです。
私が浪費家から脱出し1000万円貯金するまでに行ったこと
ではそんな見栄っ張りでマネーリテラシーの欠如した私がどのようにして浪費家を脱出したか説明していきます。
毎月定額貯金をする
これは貯金する上で絶対条件です。
残った分を貯金しようなんて考えてはいけません。
私も独身時代に貯金できたのは、母が初めから定額貯金をしてくれていたからです。
それがなかったら120%貯金できなかった自信があります。
結婚後は旦那から相談され、貯金用の口座を作りました。
そして給料が出たらすぐに毎月定額分振り込んでいました。
買い物の判断基準を「無いと生きていけないか」にする
結婚後、金銭感覚のおかしな私は買い物をしようとするたび、旦那から懇々とこのように言われます。
「これ無いと生きていかれへんのか?」
また「高いもの=良いもの」「安いもの=悪いもの」と思い込んでいた私は、何かと高いものを選ぶ癖(?)がありました。
そのような時も「この価格の差は何か分かってるんか?説明できへんのやったら安い方でいいんちゃうんか?」といわれました。
欲しいものを買う時や、あえて価格の高いものを買う時は、その必要性を旦那に説明
できなければ買うことができませんでした。
なので私も欲しいものがあったらその必要性を一生懸命考えては旦那にプレゼンします。
ただこの作業を繰り返していくことで、私自身かいものに対する考え方が大きく変わっていきました。
「価格が低い=悪いもの」という勝手な先入観がなくなり、この商品がなぜこの価格なのかを考える習慣ができました。
また世の中にはあったら便利だけどなくても差支えの無いものに溢れていることにも気付きました。
そして最終的には私自身も買い物する際の判断基準は「無いと生きていけないか」というものになりました。(笑)
「見栄のための支出=バカで無駄」だと思う
私の人生に大きな影響を与えた本があります。
それは「金持ち父さん 貧乏父さん」です。
この本を読んで人生観が変わったという人って結構多いのですが、私もその一人です。
この本には金持ちになる人と、死ぬまでお金に困る人の考え方や生き方の違いについて書いてあります。
この本を読んだ時に、今までの自分がいかに貧乏父さん思考だったかというのを痛感しました。
お金の仕組みも分かってない分際で、クレジット払いをしていたことを反省し、見栄のためにお金を使う行為そのものが貧乏人の思考だということに気付きました。
その他にもお金持ちと貧乏人との間には「資産」と「負債」の捉え方に大きなギャップがあることなども知りました。
これらを知った途端、見栄のための行為そのものがバカで無駄で恥ずかしいことのように感じるようになりました。
この本に出合わなかったら、女子カーストの渦に飲み込まれていたと思います。(笑)
本気で浪費家から抜け出したいという方、この本を読んだらきっと目が覚めます。
クレジットカードは使わない又は1回払いを徹底する
クレジットカードって直接お金をやり取りするわけではないので、「お金を使った」という実感が湧きにくいです。
そのためつい使いすぎてしまうというデメリットがあります。
またクレジットカードのメリットであるポイントも、浪費家にとってはポイントのために買おうという発想が生まれるためデメリットとなります。
なのでクレジットカードの使用は原則行わないことにしました。
またどうしても使う場合は一回払いにして、その金額はすぐにその月の生活費から入金するという習慣を徹底しました。
お金のかからない時間の潰し方を知る
独身時代は暇があると梅田や難波(大阪の繁華街)に出かけてウインドウショッピングをしていました。
特に梅田は通勤でも通っていたので、仕事が早く終わった日とかは寄り道もよくしていました。
だけどこの習慣こそ悪の根源です。
わざわざ欲しいものを自ら探しに行っているようなものですからね。
浪費グセを治したいなら、用事もないのに買い物なんて行ったらダメです。
暇つぶしはお金を使わない方法を選びましょう。
結婚後は時間を潰したい時は買い物に行くのではなく、読書をしたり散歩するようにしていました。
最近我が家では図書館に行くのがブームです。
図書館は良いですね。
お金がかからないだけでなく、知識を増やすことができます。
子どもも図書館を気に入っていて、絵本を嬉しそうに読んでいるので今後も図書館は習慣にしていこうと思っています。
マネーリテラシーを身に付ける
先程の図書館の続きにもなりますが、本を読んで知識をつけることはお金の無駄をなくすことに繋がります。
本を読んでマネーリテラシーを身に付けるのです。
すると投資の勉強をして運用を始めてみたり、保険の仕組みを勉強して加入している保険を見直すことができます。
マネーリテラシーが身に付くと営業マンの「オススメ」がいかに損なプランなのかを知ることができます。
そのためマネーリテラシーが身に付くと自然と浪費がなくなります。
お金持ちの人はこのマネーリテラシーが身に付いているからこそ、無駄な支出がなくお金持ちでいられるのです。
先程の「金持ち父さん 貧乏父さん」はマネーリテラシーを身に付けるにはもってこいの一冊です。
断捨離を心掛ける
買い物をする基準を変えたとはいえ、家には不用になったものはたまっていくものです。
なので定期的に片付けをするようにしています。
この時に不用なものは捨てるのではなく、「フリマアプリ メルカリ」で売るようにしています。
結婚式に呼ばれた時に買った子ども用のドレスとか、妊娠中に着ていたマタニティとか速攻メルカリいきです。
他にも不要な物はどんどん出品しています。
するとその売り上げで他の必要物品を買うことができるので、家計に影響しなくなるんです。
これらの方法を取り入れることで、20代の間に夫婦で1000万円貯金することができました!
さいごに
浪費家だった私は結婚後の以下の様に変わりました。
・旦那と一緒に毎月定額貯金をする
・買い物の目的を毎回プレゼンさせられたことで、買い物への考え方が変わる
・一冊の本との出会いにより「見栄」と決別できる
・クレジットカードを使わない又は使っても1回払いを徹底する
・時間つぶしに図書館を活用する
・お金に関する本を沢山読んでマネーリテラシーを身に付ける
・不用品はメルカリで売る
この甲斐あって、20代の間に夫婦で1000万円の貯金ができました。
今はそのお金を不動産投資や株などに分散させて運用しています。
もちろん投資はリスクがあるので、リスクヘッジも考慮して失敗しても生活に支障のない範囲で行っています。
あなたはいくつ当てはまりますか?
お金が貯められない女の特徴をまとめています。
ちょっと言い訳だけど、浪費って本人だけの問題じゃいよね~(笑)
この購買トリックを知ったら、もう罠には引っかからなくなりますよ!
ほんのちょっとの心がけで、今からできる貯金方法についてまとめました!