ブラッド・ピットさん、離婚乗り越えるためセラピー開始と
米俳優・プロデューサーのブラッド・ピットさんとアンジェリーナ・ジョリーさんはハリウッドのおしどり夫妻として知られたものの、昨年9月にジョリーさんが離婚を申し立てた。ピットさんは今月号の米ファッション誌GQに対して、飲酒を止め、離婚を乗り込めるためにセラピーを受け始めたと明らかにしている。
GQスタイルのインタビューで、ピットさんは初めて離婚について発言。「セラピーを始めたばかりなんだ。大好きだ。大好き。ぴったりのセラピストに巡り合うまでに、2人交代してもらった」。
以前は大量に酒を飲み、大麻を吸っていたとピットさんは認め、周りにはよそよそしくふるまうこともあったと話している。
「自分の感情をきちんと整理して把握するという意味で、僕はとてもへたくそなんだ。自分の気持ちを隠す方が得意だ」
ジョリーさんは昨年9月に離婚申し立てを公表。2人は2004年からカップルとして生活していたが、2014年になるまで正式に結婚はしなかった。
夫妻はその後、子供たちの親権をめぐり数カ月にわたり、厳しく対立を続けた。
子供たちの前で激高した様子を問題視されたピットさんが、児童虐待の疑いで児童福祉当局の取り調べを受けたこともあった(後に疑いは取り下げられた)。
ピットさんはジョリーさんと別れたことは、「変わらなきゃというすごく大きなきっかけ」になったとGQに話している。
「大学を出て以来、酒を飲んだり葉っぱか何かを吸ったり、そういうのが何もないまま丸一日を過ごしたことがあるか、思い出せない」
「そういうのを全部おしまいにして、本当に本当に嬉しい。家族をもつようになって、酒以外は全部やめたんだ」
「それでも去年は、なんていうか、ちゃんと向き合ってないことがいろいろあって。酒を飲み過ぎてた」
ピットさんはワインが大好きなのだと言い、「それに本当のことを言えば、ウオツカの飲み比べならロシア人相手にだって負けない。僕はプロだった。強かったんだ」
それでも今ではアルコールの代わりに、クランベリージュースと炭酸水を飲むようにしているのだとピットさんは言う。
離婚については、自分たちは「辛辣に憎み合う」のはやめて、問題解決のため協力しあうことにしたとピットさん。友好的かつプライベートに協議していくことにしたのだという。
ピットさんはさらに、最近は手を使う作業を通じて気持ちを落ち着かせているのだと話した。「なんでも手作りしてるんだ。粘土やしっくい、鉄筋とか木材を使って」。
自分のキャリア全般については、「もう自分のことを俳優だとはあまり思っていない。自分の時間や気持ちは、ほとんどそっちに向いていないので」と述べた。ピットさんは近年、映画プロデューサーとして多くの映画に関わり、評価されている。
「辛い気持ちに向き合う方法として、映画を通じてっていうのはお手軽すぎる気がする。もうそういう意味ではあまり役に立たない。特に父親となった以上は」
(英語記事 Brad Pitt reveals therapy after divorce from Angelina Jolie)