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子供に伝えたいお金の話

未来の自分の子供に伝えたい金融知識を書き綴ります。

お金のルールについて 〜資本主義と社会主義〜

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お金のルールって何によって決まるの?

前回の記事では、世の中のお金のルールを知っている人はあまりいないこと、お金のルールを知っていると富める者に近づくこと、お金のルールは国が採用する考え方によって異なることを書いた。(前回の記事はこちら⇩)

hosakunasubi.hatenadiary.jp

 

前回の続きを書いていこう。

 

国が採用する考え方には、資本主義と社会主義がある。現状ほとんどの国は資本主義を採用しており、私たちが住んでいる日本も資本主義を採用している。両方の考え方を知ることで、資本主義の考え方をより理解することができる。

 

社会主義ってどんな考え方?

社会主義を端的に表現すると、自由な競争を認めずに、平等な社会を実現しようとする考え方のこと。現在社会主義を採用している国は、中国、北朝鮮ベトナムラオス、インド、キューバなどである。

 

 資本主義の生み出す経済的・社会的諸矛盾を、私有財産制の廃止、生産手段および財産の共有・共同管理・計画的な生産と平等な分配によって解消し、平等で調和のとれた社会を実現しようとする思想および運動。共産主義・無政府主義・社会民主主義などを含む広い概念。

マルクス主義において、生産手段の社会的所有が実現され、人々は労働に応じて分配を受けるとされる共産主義の第一段階。

引用元:大辞林第三版

 

社会主義を採用している国では、お金のルールを知る必要はない。なぜなら、全員と同じ労働をし、全員と同じ給料を受け取り、全員と同じ食べ物を食べ、全員と同じ服を着て、全員と同じような家に住む。人よりもお金を稼ぐ必要がない、というより、人よりもお金を稼ぐことを否定するような考え方なのだ。

 

資本主義ってどんな考え方?

一方、資本主義を端的に表現すると、自由な経済活動や競争を認める社会を実現しようとする考え方のこと。今ではほとんどの国は資本主義を採用しており、社会主義の国も半資本主義のような曖昧な状態になっている。

 

封建制以後に支配的になった生産様式。蓄積された富や貨幣という素朴な意味での資本は,古代から存在する。だが資本主義とは、労働力を商品化し、剰余労働を剰余価値とすることによって資本の自己増殖を目指し、資本蓄積を最上位におく社会システムに限定すべきである。
引用元:大辞林第三版

 

資本主義を採用している国では、お金のルールを知らないと知らない間に損をする可能性が圧倒的に高くなる。その理由は、今後の記事で解説していきたい。

 

ってか、お金のルールって何?

お金のルールは国が採用する考え方によって異なり、特に資本主義を採用している国においてお金のルールを知る必要があることを書いてきた。

 

今までお金のルールと書いてきたが、そもそもお金のルールって何だ?と思われている方が多いのではないか。

 

お金のルールは、「フロー」と「ストック」の2つの言葉を理解すれば、90%ほどは理解したことになる。そのくらいシンプルなルールなのだ。

 

次回の記事では、「フロー」と「ストック」それぞれを深堀りしていこう。