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 アジア開発銀行(ADB)の50回目となる年次総会が4日、横浜市で開幕した。日本での開催は10年ぶり。アジアのインフラ需要をどう支えるかや、感染症、高齢化といった保健分野の課題にどう対応するかなどを7日まで議論する。

 ADBは1966年に日本が主導して設立。低利融資や技術供与などを通してアジアで開発支援をしてきた。ADBの中尾武彦総裁は4日会見し、「アジアでは今後、電力や交通などのインフラ整備に年1・7兆ドルが必要になる」と指摘。中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)と協力して需要に対応していく考えを示し、「ADBは長い経験を持ち、協力してやっていける」と語った。

 また、保健分野での取り組みを強化するため、この日、国際協力機構(JICA)との提携も発表。上下水道の整備などで協調融資や人材交流も進める。

 今回の総会にあわせ、5日には日中韓と東南アジア諸国連合(ASEAN)の財務相・中央銀行総裁会議が、6日には麻生太郎財務相と中国の肖捷(シアオチエ)財務相をトップとする2年ぶりの日中財務対話がそれぞれ開かれる。(栗林史子)

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