『緊急取調室』小日向文世・大杉漣・でんでんが語る――第1回：いぶし銀3人と天海祐希の気になる関係

天海祐希演じる取調官、真壁有希子をはじめ、ベテランの俳優陣が取調官を演じ人気を博した『緊急取調室』（テレビ朝日系）の第2シーズンが好評の中、今夜第3話を迎える。取調室という密室で繰り広げられる人と人とのスリリングなせめぎ合いを迫真の演技で描く。百戦錬磨の刑事を演じる、小日向文世、大杉漣、でんでんに聞いた。（以下敬称略）

――いきなり失礼ですが、これだけおじさま刑事が集まる現場も珍しいのではないですか。

小日向：たいていの現場で僕は年上になっちゃうんですけど、今回は大杉さんとでんでんさんがいるんで、非常に甘えられるっていうか（笑）。

一同：（笑）

小日向：それがものすごく心地いいのね。おっしゃるように、これだけおじさんが集まる現場ってなかなかないんですよ（笑）。田中（哲司）君だって50越えてますからね。この3人なんか63（小日向）、65（大杉）、67（でんでん）ですからね。

――足すと実に195歳ですね（笑）。

大杉：なんか同窓会みたいだよね（笑）。

小日向：で、お2人とも元気なんですよ。だからね、おしゃべりが楽しい。

でんでん：話しも合うんですよね。無理やり合わせているわけじゃないんだけども。

大杉：どうでもいい話が楽しいんですね。

――主演の天海さんと皆さんのご関係は、どんな感じなんでしょうか。

小日向：やっぱり宝塚のトップやっていた方なんで、男っぽいんですよね。サバサバしていて、僕らよりも男っぽいんじゃないかなと思うときがある。

大杉：素敵な女性であることは、間違いなし！しかし、性別超えてるところありますよね。そういうことをあまり意識しなくて向き合えるという感じが最高です。

でんでん：女性が主役とかメインになるドラマはたくさんありますよね。ただ、刑事ドラマで、こういうシチュエーション…刑事が何人かいて、ってなるとあまり多くないかもしれない。

大杉：しかも、おじさんばっかりですから（笑）。

小日向：でも、天海さんって結構、何かあると「こらー！」なんて言うんだけど、ちゃんとこちらを立ててくれるというか。リスペクトっていうのかな？　そういうふうなことを言ってくれるんだよね、それは嬉しいよね。

大杉：僕なんかは、意図的に怒られたいなっていうところがあって。

一同：（笑）

大杉：わざと怒られるように仕向けることもあります、正直いうと（笑）。やっぱり天海さんに怒られると、シャキッとするところがあるんですよね。本当に怒ってくれるんだけど、愛情もって怒ってくれるから。ちょっとなんかそれを求めてるときがある。疲れてる時なんか特に怒られたいなって。やんちゃな子供のようでしょ（笑）。

小日向：（笑）