映画「シド・アンド・ナンシー」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
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既にパンクバンドであるセックス・ピストルズのベーシストとしてスター街道驀進中のシド・ヴィシャスはナンシー・スパンゲンとういアメリカ人女性と出会い、共に麻薬に溺れ…。
(aka)ジョニー・ロットン
ストーリー・ネタバレ
呆然とし、中空を眺めるだけのこの男、シド・ヴィシャス。イギリスのパンク・ロック・バンドであるセックス・ピストルズのベーシストとしてよく知られた男に何が起こったのか。やってきた刑事がシドから話しを聞こうと、タバコを勧め宥めると、シドは口を開き始めた…。
シドの側には女性が倒れており、既に亡くなっていた。その女性の身元についてシドに尋ねる刑事。亡くなった女性の名はナンシー・スパンゲン。アメリカ人女性で、シドとナンシーの出会いは、彼らの共通の友人であるリンダの家であった。シドは友人のジョニーと共にリンダの家を訪ねるとそこに偶然ナンシーがいた。リンダが、2人のことを“セックス・ピストルズの”と紹介すると“セックス・ピストルズ大好き!”と喜んだナンシー。続けて“本物のワルか確かめたい”という彼女。真っ昼間から酒をあおり子供のようにはしゃぐ青年たちがいた。
夜。セックス・ピストルズのマネージャーであるマルコムが呼び込みをしているのはセックス・ピストルズなどバンドたちが音楽を奏で客が踊り狂うライブ会場。ピストルズ嫌いで知られる記者を見つけると、ボコボコに叩きのめすシド。その夜のギグはとびきり上等のモノであっただろう…。
メンバーとグルーピーの雑魚寝で夜が明けた後。
レストランでシドたちが冷やかすクールな男はロッド・スチュワートか。彼に飲み物をぶっかけられたナンシーが泣いて外に出ると後を追うシド。ヤクを調達するから金が欲しいと言うナンシーに金を差し出したシド。1時間で戻ると言ってバスに飛び乗ったナンシーは戻ってこなかった。
結局はヤク目当て、ジャンキーだ。ある時、偶然シドはナンシーを見つけた。悪事を働こうとするモノを監視する警察から逃れる為にロッドに捨てられた後だったナンシー。
注射器を用いて血管にヤクを入れるという、あるまじき行為をしでかした彼らには相当の退役症状・離脱症状が襲ってきたであろう。
そうこうしている間にシドとナンシーは恋人となり、そして結婚までした。ナンシーの母親への電話は金の無心のためであり、それが見透かされて愛想を尽かされるナンシーだったが…。
シドとナンシーは、ロック・ヘッドの滞在するホテルに行ったりするモノの、結局はヤクを求めてしまう。周りからかけ離れていく二人。
全米でのコンサートを控えたある時。シドと離れたくないナンシーは、シドに行かないように頼んだ。メンバーは、ピストルズの人気はシドニ寄るところが大きいと、彼に来て欲しいと頼むモノの断ったシド。だが虫の居所が悪くなり急転アメリカへ。
セックス・ピストルズはバス数台とバイクで全米を駆け巡った。しかし、シドに、イギリスに残ったナンシーの意地の悪さが残ってか、メンバー間の不和が大きくなり、あるコンサートでは5曲を弾いてお終い。結局、セックス・ピストルズは解散という事になってしまった。
結末・ラスト
アメリカ。チェルシーホテルに滞在するものの、カーテンを閉め切るその姿はまるでゴキブリたちの住処を覗いたよう。ナンシーの実家を2人して訪ねるのだが、ヤク中の事などがあり、2人して受け容れられなかった。
麻薬を止めて何とか立ち直ろうと2人努力はしてみる。だが誘惑は強く、せっかくナンシーがとってきたギグの予定も滅茶苦茶にして潰したシド。彼らの元からファンは離れ、最早生きる者は猫のみかという状況。
ホテル滞在中に寝タバコが原因で火事を起こしてしまう。それが直接の原因ではないものの、シドの心はナンシーから離れる。より、遠くへ。それを案じたナンシーはナイフを取り出して取っ組み合いが起こり、ナンシーの腹に偶然ナイフが刺さってしまった…。
これが、警察がやって来た“事件”だったのだ。
数日を留置場で過ごしたシド・ヴィシャス。大好物であるピザを頬張ったのは幻か?そしてその幻の続きとして、やって来たタクシーの後部座席に座るはナンシー・スパンゲン。シドもタクシーに飛び乗ると2人を乗せてどこかへ走り去るのであった…。
レビュー・感想・解説・評価
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熱狂的なファンを持つと言われるセックス・ピストルズと故メンバー、シド・ヴィシャスを追った本作自体。観るのは人生で二度目か、確か先日「バスキア」というジャン=ミシェル・バスキアを追った伝記映画を観て、それに本作の主人公を演じるゲイリー・オールドマンが出演していて、“心の中に湧き”、またケビン・コスナー主演の「クリミナル 2人の記憶を持つ男」でも凶器&狂気的なオールドマン観られて“湧いた”toikunの心を吐き出したかったのだ。あ、←←←の表現、というか本作はセックス・ピストルズを追ったモノではない。
監督を務め脚本も執筆をしたのは、テリー・ギリアム監督、ジョニー・デップ主演の麻薬映画で???な「ラスベガスをやっつけろ」の脚本も執筆したアレックス・コックス。もっと彼の作品を観なければ、監督をした映画も、脚本を書いた映画も…。
・シド・ヴィシャスを演じるのは前述ゲイリー・オールドマン。toikunが映画を観始めたのは1990年代に入ってからであり、本作の製作年度1986を観るとどうやら本作が劇場用長編映画出演デビュー作品ではないようだ。文献によって違っているのだが。そんな彼のアカデミー賞絡みは現在のところ「裏切りのサーカス」のみ。ホント、何時でも書くけどおかしいよねぇ。「スカーレット・レター」挙げときます、貴方は同作で何を感じた?
・そしてタイトルロールのもう一人“ナンシー・スパンゲン”を演じるのは、toikun的には作品が続かないクロエ・ウェッブ。セビニーさんじゃあありません。「ニュートン・ボーイズ」など。メイクもあるんだろうが、凄いフェイスだなぁ。
・バンドのマネージャー役で「ジャッカル」や「テイラー・オブ・パナマ」
・また、他にナンシーと共に仕事を取りに行った女性の役でコートニー・ラヴが出演している。
さて。
先に90年代から映画を観始めたと記述をしたが、「ドラゴンボール」の何かは80年代だったか。洋画は90年代。で、観始めたちょっと後くらいに椎名林檎HEARTさんの『ここでキスして。』、♪“現代のシド・ヴィシャスに~手錠をかけられるのは”ってのがあって、toikunは彼女は好きだけど洋楽は聴かないのでセックス・ピストルズと言われても名前しか分からないのだ。で、長くなったが、知っているor Not、興味がある or Notで大分本作の印象は変わるだろうなって事。これは同じ伝記映画「バスキア」もあるし。
因みに日本をラブしてくれる林檎氏をtoikunはラブしている。
音楽家の伝記映画だからと言って作曲に特別なところはなく、ジョー・ストラマー氏の『Pray for Rain』がクレジットされているが、特別視する程でもない。
「バスキア」と“伝記映画”として比べてみると、同作は有名になる前から追っているが、本作はどの時点かは分からないがある程度有名になった後から描き始めている。その点のYes or Noはご自身の判断で、toikunはぁ好きじゃあないけど。
ドラッグ映画としてもう一作品挙げときます「KIDS/キッズ」。フィクションだけれども…ドラッグ映画はやはり救われねぇ。。。シドアンドナンシーうん、ナンシー・トラヴィス…。
2017/05/04
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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