愛媛 今治の高齢親子殺傷事件 近所の女を任意で事情聴取5月4日 18時04分

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３日、愛媛県今治市の市営住宅で９２歳の母親と７０歳の息子が刃物のようなもので切られて母親が殺害され、息子が重傷を負った事件で、近くに住む４０歳前後の女が事件に関わった疑いがあると見て警察が任意で事情を聴いていることが、捜査関係者への取材でわかりました。女の姿が付近の防犯カメラに映っていたということで、警察は詳しいいきさつを調べています。

３日午前９時ごろ、愛媛県今治市室屋町の市営住宅で、岡本ユキヱさん（９２）と息子の久行さん（７０）が、部屋に入ってきた女に刃物のようなもので切られて、ユキヱさんが殺害され、久行さんが背中に重傷を負いました。

女は現場から立ち去り、血の付いた刃物が残されていたことから、警察は殺人事件として捜査しています。

捜査関係者によりますと、これまでの調べで、付近の防犯カメラの映像を解析したところ、事件のあった時間帯に、近くに住む４０歳前後の女が映っていたということです。

警察は事件に関わった疑いがあると見て任意で事情を聴くとともに、４日午後、関係先のマンションを捜索するなど詳しいいきさつを調べています。

今治市内では、先月２６日にも、およそ４００メートル離れた住宅で、この家に住む８１歳の女性が刃物で刺されて殺害されているのが見つかっていて、警察は関連についても調べることにしています。