エリック・ロメール監督の特集上映『ロメールと女たち 四季篇』が、6月3日から東京・角川シネマ有楽町で開催される。
1920年にフランスで生まれたエリック・ロメールは、高校の文学教師を経て、『カイエ・デュ・シネマ』誌の編集長を務めながら1962年に初監督作品を発表。1983年に『海辺のポーリーヌ』で『第33回ベルリン国際映画祭』監督賞と国際批評家賞、1986年に『緑の光線』で『第43回ヴェネチア国際映画祭』金獅子賞を受賞している。2010年に89歳で逝去した。
昨年に開催された特集上映『ロメールと女たち』の第2弾となる同特集。ラインナップには、季節と愛を描く『四季の物語』シリーズの4作品をはじめ、『海辺のポーリーヌ』『緑の光線』『レネットとミラベル/四つの冒険』『友だちの恋人』といった前回の上映作品や、『愛の昼下がり』『聖杯伝説』といった長編、『第29回カンヌ国際映画祭』で審査員特別グランプリを受賞した『O侯爵夫人』、初期の短編『モンソーのパン屋の女の子』など全18作品が並ぶ。上映作品はデジタルリマスター版となる。