満員電車の暇つぶし、「オイシク、進化しろ。」
目と脳みそ
新年度が始まったからなのか、最近は電車の混み方が尋常ではない。
比較的、瘦せ型な体で更にお腹を凹ませても、なおアンコが出そうなほど、通勤ラッシュの電車の中では圧力を受ける。
もちろん本は読めないし、スマホを使うことも難しい。殆ど身動きできない格好で、手や足がつりそうになっている。
この拷問のような電車に乗ること約30分。とても無駄に思う。
避ける事はできないのか?
乗る車輌を変えてみた。
乗る電車を1時間早めてみた。
殆ど状況は変わらない。
中には、身動きできないにも関わらず、スマホを取り出し、前の人の背中に置いてゲームをやっている、大胆な若者もいる。
僕は、そんな度胸と風習はないので、おとなしくなすがままになっている。
体の自由が欲しい!
体の自由が利かず、身動きがとれないが、自由自在に動かせる部分に気がついた。
目と脳ミソである。
電車の中は情報が満載だ。
様々な情報が目に入るし、その情報を使って考えると色々と楽しめる。
人間ウォッチングも面白い。
だけど、満員電車では向きが変えにくく、視線が特定の人物に集中する恐れがあるので、オススメはしない。
他に楽しめるものはないだろうか?
幾つかの広告が、目に入った。
「自分の人生は自由に再構築することができるのよ。」
「改札の通り方もまた、ひとつの生き方だ。」
「SuicaとiPhone7なら、改札もスイスイ。」
「次はあなただ。」
「ACUOを超えたACUO、誕生。オイシク、進化しろ。」
「銀座クリニック⇒銀クリ」
これは面白いかもしれない。
広告のフレーズをつなぎ合わせると、面白いストーリーができそうだ。
今回は俺の番だ
俺は迷った。土地を与えるから、ウェールズに来て傭兵をやってくれと依頼が来た。
新しい地を求めてウェールズに行くべきか、このままスコットランドに留まり領土を守るべきか。
「自分の人生は自由に再構築することができる」
そうだ、「再構築」だ。
過去にとらわれず、俺は人生を再構築しよう。
スコットランドの領土は人に譲り、新たな地、ウェールズに住み土地を開拓しよう。
早速ウェールズに出発だ!
海から行くべきか、陸から行くべきか。
スコットランドからウェールズの道中、厳しい山岳地帯がある。
「山岳地帯の通り方もまたひとつの生き方だ」
スコットランドで培った強い健脚と
ヴァイキングから教わった船術を使えば
スコットランドからウェールズまでスイスイ
よし、これでウェールズに素早く到着できる
土地ちょっともらって傭兵やるだけじゃ面白くない。
「自分の人生は自由に再構築することができる」
土地をどんどん広げ、ウェールズに新たな国を作るぞ!
そして俺が王だ! はははは。
「ウェールズをオイシク、進化させるぞ!ウェールズを超えたウェールズ、建国だ!」
「次の時代は俺の番だ」
君の名は?
「俺の名は、キネダ・アプ・エダン」
「略してキダンだ」
なるほど、奇談か。
4つの広告フレーズを繋げて、「オイシク、進化させた」、キダンのストーリーでした。
満員電車の時間つぶしにいかが?
※キネダは現在のウェールズの元となるグウィネズを建国した王です
※参考
はたらいて、笑おう
「自分の人生は自由に再構築することができるのよ。」
「改札の通り方もまた、ひとつの生き方だ。」
オリエンタルラジオ出演、ロッテ ACUO
「ACUOを超えたACUO、誕生。オイシク、進化しろ。」
最後まで読んでくださりありがとうございました。