テスラ(ティッカーシンボル:TSLA)の第1四半期決算発表はEPSが予想-78¢に対し-$1.33、売上高が予想26.1億ドルに対し27億ドル、売上高成長率は前年比+135.1%でした。

上半期の納車予想はこれまでのガイダンスである4.7万~5万台を堅持します。これは去年に比べて+61%~71%です。

第3四半期以降はモデル3の納車が始まるので、モデルSとモデル3の差異に関し、強調しておくべき点があります。それは「モデル3は最新型のモデルSではない」という点です。

モデルSはワンランク上のクラスなので、走行距離も加速もパワーも室内の広さも、モデル3より上回っています。ディスプレイやカスタマイゼーションなどもモデル3より充実しています。

7月からモデル3の生産が開始されるので、納車のガイダンスについては生産開始後に示したい考えです。

第2四半期のノンGAAPグロスマージンは第1四半期より250ベーシスポイント下落すると予想されます。この理由は第1四半期にはオートパイロットのソフトウェアを売上高に計上したためです。

モデルSならびにモデルXの製造コストは生産効率の向上に伴ってだんだん下がってゆく見込みです。

第2四半期のノンGAAP営業費用はモデル3開発の仕上げを迎えるため、若干上昇すると見込んでいます。

年初からモデル3の生産が始まる7月までの設備投資額は20億ドルを見込んでいます。

ソーラー・ルーフ・タイルの生産は第2四半期からフリーモント工場で試験的に開始しますが、量産はニューヨーク州バッファローに建設するギガファクトリー2にいずれ移される見込みです。

モデル3の生産は、2017年のある時点で毎週5千台、2018年のある時点で毎週1万台を計画しています。


TSLA

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