国際線の長時間フライトは疲れるものだ。それは乗客だけでなく、客室乗務員やパイロットたちも同じ。そして彼らや彼女らも、乗客と同じように仮眠を取っている。
そんな姿は見たことがない?
それも当然だ。クルー専用のベッドが、飛行機の中にある。もちろん一般乗客は入れないが、バージンオーストラリア航空がその写真をブログ上で公開した。
Virgin Australia blog
客室の上に隠された部屋が
公開された写真に写っているのは、ボーイング777-300ER機内にある仮眠用スペース。エコノミークラスとビジネスクラスの客室上部にそれぞれある。
航空会社は写真を掲載したブログで、次のような説明をしている。
「15時間を超えるフライトでは、安全な飛行とベストな乗客サービスのために、パイロットやアテンダントの休息が大切になってくる」
「そのため、クルーは指定された2カ所の休息エリアで、1回の長時間フライト中4時間程度の休息を交代でとることになっている」
パイロットのベッドはビジネスクラスの客室の上に2つ。アテンダントのベッドはエコノミークラスの上に8つ並んでいる。
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見ての通りベッドは小さい。幅は狭く、長さは180センチメートルほど。壁にあるイヤホンジャックは客席にあるのと同じもので、音楽などを楽しめるようになっている。
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クルーたちは、寝るときはパジャマに着替えるそうだ。また、カーテンを引く前に制服を外に掛けておく決まりがある。中に誰が寝ているかが分かるようにだ。キャビンアテンダントをとりまとめるフライトマネージャーは、いつでも入口に近い右側のベッドと決まっている。
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