吉野正芳復興相(衆院本県5区)は27日、衆参の東日本大震災復興特別委員会でそれぞれ所信表明し、「被災者に寄り添い、司令塔機能を果たしながら復興をさらに加速させていく」と決意を示した。
 吉野氏は東京電力福島第一原発事故を抱える本県の復興に関し、「中長期の対応が必要で、引き続き国が前面に立ち、全力で取り組む」と強調した。原発事故に伴う帰還困難区域については「将来的に全域の避難指示を解除する決意で可能な場所から着実かつ段階的に復興させる」と述べた。
 農林水産物の風評対策に一層力を入れる考えも表明。原発事故の影響を受けた観光分野に関し「福島県に特化した国内観光振興を支援する」とした。
 復興への具体的な取り組みには避難者の心身のケアや住宅再建、商業施設の整備、企業の新規立地と販路開拓支援などを挙げた。県内の復興・再生の加速化に向け教育、医療、介護など生活環境整備を推進すると説明した。
 「被災した一人として被災者の声に真摯(しんし)に耳を傾け、痛みや苦しみ、思いを共有し、復興に全力で努力してきた」とこれまでの取り組みを伝え、「被災地の原状回復にとどまらず、新しい東北を創造する」と宣言した。

http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2017/04/post_15030.html
 県は県外から県内への移住を促進するため、空き家改修補助を拡充する。平成28年度までは改修費や清掃費として1戸当たり最大190万円を補助してきたが、県外から移住する子育て世代は60万円を加算し250万円とする。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で県内外に避難した県民が空き家を改修して自宅とする場合も補助金を活用できる。
 人口減少対策の基幹施策「定住・2地域居住」の一環。一戸当たりの補助額としては他県よりも数十万円から百数十万円ほど高額で、定住人口増加と空き家減少につなげる考えだ。29年度一般会計当初予算で50~60件分の補助を想定。約1億2600万円を確保し、4月末から募集を開始した。
 補助対象は(1)震災で自宅が半壊以上の被害を受けて住む家を失った(2)原発事故で避難している(3)県外から県内に移り住む-のいずれかで、30年3月末までに空き家の改修工事を完了する必要がある。県内の空き家が条件で、避難住民が帰還して自宅を改修する場合は対象にならない。
 空き家の内外装や水回りなどの改修費の2分の1(1戸当たり上限150万円)を補助し、県内に移住する子育て世代は上限を210万円に引き上げる。さらに、空き家を改修する場合に限ってハウスクリーニング代を上限40万円を交付する。改修費と清掃費を合わせた補助上限額は190万~250万円となる。

http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2017/05/post_15038.html
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 東京電力福島第1原発の事故で帰還困難区域になっている福島県浪江町井手の国有林で29日夕に発生した火災が翌30日になっても鎮火せず、福島県は同日、陸上自衛隊に災害派遣を要請した。
 同県によると、約10ヘクタールが燃えたが、けが人はいない。30日朝から福島県と宮城県、群馬県の消防防災ヘリコプター計3機が上空から消火に当たり、午前7時40分ごろいったん鎮圧したが、強風で再び燃え始めたという。

http://www.sankei.com/affairs/news/170430/afr1704300007-n1.html
 県産農産物の平成28年度の輸出量は61.0トンと、前年度を21.7トン上回り、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故後で最大となった。特にモモは前年度の約3倍の30.6トンと、原発事故前の22年度の23.9トンを上回った。しかし全輸出量は22年度の152.9トンの4割程度にしか回復していない。県は「国内外の風評払拭(ふっしょく)に向けた足掛かりになる」と販路拡大へ、実績をアピールしていく考えだ。
 25日に福島市で開かれた県貿易促進協議会総会で示された。主な県産農産物の輸出量の推移は【グラフ】の通り。
 モモの輸出先はタイ、マレーシア、シンガポール、インドネシアの4カ国。県などは昨年、青果物の鮮度を保つ空気調整(CA)コンテナを初めて導入し、船便による海外輸出を始めた。航空便の輸送量は1便2トン程度だったが、船便は2倍の4トン程度運べ、費用も十分の一になった。現地の販売価格も抑えられ、販路拡大につながった。CAコンテナの導入で柿は前年度0.4トンから約8倍の3.1トン、梨は同0.4トンから0.6トンに回復した。
 県産のモモは震災前は台湾や香港が主な取引先で、20年度は過去最高の約70トンが輸出された。しかし、原発事故の影響で取引はゼロになり、両地域では依然として県産農産物の輸入規制が続いている。県は既に規制を緩和している地域の輸出拡大を図りながら、規制解除に向けて国と連携し情報発信や現地商談会への出展などに取り組む方針だ。
 コメの輸出量は輸入規制や風評被害の影響で22年の108.1トンの約二割に当たる17.1トンにとどまっているのが現状だ。
 一方で、28年度には英国に約13トンを輸出するなど、新たな販路も開拓した。現地では在英県人会ロンドンしゃくなげ会(満山喜郎会長・白河市大信出身)が風評払拭に向けたPR活動などを展開しており、官民一体で輸出回復を目指す。

http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2017/04/post_15024.html
 東京電力福島第一原発事故により避難区域が設定された県内12市町村で深刻化しているイノシシ被害の対策として、有識者でつくる県の専門家チームは平成29年度内にイノシシ排除広域緊急戦略を策定する。26日、三春町の県環境創造センター交流棟(コミュタン福島)で開かれた第2回鳥獣被害対策会議で県が示した。
 専門家チームは溝口俊夫県野生動物調査専門官と羽澄俊裕鳥獣対策専門官、小寺祐二宇都宮大准教授の3人で構成する。南相馬市と浪江町で行うイノシシ駆除の実証実験のデータをはじめ、12市町村の被害状況などを踏まえて排除技術や人材育成の手法を盛り込む。
 さらに、12市町村の担当者らはイノシシの生態や被害対策について月1回程度研修し、来年1月までに市町村ごとの駆除の実施計画を策定する。
 会議には国や県、12市町村などから約90人が出席。小寺准教授がイノシシ被害の現状などを説明した。
 平成30年夏の一部再開に向けて原状回復工事などが進むサッカー施設Jヴィレッジ(楢葉、広野町)で17日、ピッチに天然芝を張る作業が始まった。9月中旬ごろまでに天然芝ピッチ8面のうち5面に芝が張られ、サッカー施設の姿を取り戻す。
 芝張り作業はセンター棟南東にある2番ピッチで行われた。作業員約10人が縦約2メートル、横約50センチの天然芝を整地した土の上に敷き詰めた。ピッチの広さは約9000平方メートルで、一面全てに天然芝を張るのに1週間から2週間かかるという。
 運営会社の日本フットボールヴィレッジの上田栄治副社長は「芝が張られ、いよいよサッカー場らしくなる。早く昔のような美しい芝生のピッチに戻り、子どもから大人までサッカーを楽しむ姿を見たい」と話した。
 Jヴィレッジは東京電力福島第一原発事故の対応拠点として東電が運営会社から借り受け、グラウンドに砂利やアスファルトを敷き詰めるなどして作業員の駐車場や資材置き場、ヘリポート、社員寮の設置場所として使われていた。
 Jヴィレッジではピッチなどの原状回復工事のほか、平成31年4月の全面再開に向け、全天候型サッカー練習場や新しい宿泊棟の建設工事が進んでいる。

http://www.minpo.jp/news/detail/2017041840810
 県内のイノシシ捕獲頭数が急増し、地元自治体や狩猟者が捕獲後の処分に苦慮している現状が、県の調査で分かった。2015(平成27)年度に捕獲したイノシシ1万5467頭のうち、衛生的に最適な焼却処分は全体の37%に当たる約5800頭にとどまる一方、残り約9600頭は土に埋設処分された。東京電力福島第1原発事故で避難指示が出された地域を中心にイノシシ被害が深刻化する中、捕獲後のイノシシを処分する用地の確保や衛生環境整備などが、市町村の大きな負担になっている。

 ◆◇◇40分かけて解体

 「大きいと100キロ近い重さになるイノシシを解体するのは大変。解体が不要な焼却炉があったら楽だな。うちの方にも建たないかな」。伊達地方衛生処理組合の焼却施設でイノシシを焼却するため、1頭当たり30~40分かけて解体している県猟友会桑折支部長の後藤忠郎さん(62)に徒労感が漂う。

 鳥獣の保護および管理ならびに狩猟の適正化に関する法律に基づき、捕獲したイノシシを穴を掘って埋めるのは重労働で、用地確保の問題もある。年間40頭ほど捕獲する後藤さんは「埋める場所がないから、焼却を選んでいる」。しかし、焼却するにも夏場はイノシシが腐りやすく、処理が滞ると悪臭に悩まされる。

 ◇◆◇専用炉県内1基

 後藤さんがうらやむのは、相馬市と新地町でつくる相馬方部衛生組合が同市に建設し、16年4月に稼働したイノシシ専用の焼却炉。イノシシを解体せずに焼却でき、バグフィルターで放射性物質の飛散も防ぐ。稼働後の1年で、冷凍庫に保管されていた15年度捕獲分も含め約830頭を焼却。今後も年間600頭のペースで焼却する計画だ。

 捕獲後の処理が問題となり、猟友会の駆除意欲の低下に拍車を掛けていたとする相馬市の担当者は「処分に悩む必要がなくなり、駆除意欲の活性化につながった」と説明する。

 解体せずにイノシシを焼却できるのは両市町と、高い焼却能力の施設を持つ福島市のみ。35市町村は事前に解体して一般廃棄物の焼却施設で焼却するか、埋設している。焼却施設を使わず埋設している市町村もある。

 ◇◇◆捕獲頭数8倍に

 県はイノシシによる農業被害や人的被害の未然防止に向け、年間1万7000~1万8000頭を捕獲、19年度までに生息数を5200頭に減らす目標を掲げる。16年度の実績は集計中だが、目標を上回る2万4000頭が捕獲されたとみられる。捕獲数は11年度の約3千頭の約8倍に膨らむ。

 捕獲対策が軌道に乗る一方、多くの市町村が処分に頭を悩ませる。専用の焼却施設や微生物による分解処理装置の導入を検討する市町村も出てきているが、一般的に「迷惑施設」と見られがちな処理施設の建設には住民の理解が必要で、慎重な対応を迫られているのが現状だ。県自然保護課は「出口ベースの処分をどうするか。市町村と一緒に考え、問題解決に汗をかいていきたい」とする。

http://www.minyu-net.com/news/news/FM20170416-164842.php

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Author:東京江戸川放射線
2011年3月の原発事故時、放射能プルームで被爆。江戸川区の自宅周辺の放射能を測定。測定した結果、放射能汚染が酷いことが判明。妻子は3月より大分県別府市に移住。私も2012年5月末に東京の民間企業を退職し家族と合流。

 

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