どうも、須田ジーノです。
上記の写真は、退職直前までのイメージです。
僕が以前勤めていた会社を辞めた経緯について書いてみることにします。
僕は機械設計補助という形でCADオペをしていました。
機械設計補助っていうのは、機械設計の仕事をしている先輩について設計補助として、製図作業をする人です。だからCADオペと言ってしまってもいいのですが、機械設計補助の人は、将来は機械設計士として働くことを期待されて会社に雇われている人がポイントです。
近頃、文系でも一人前の機械設計士になれるように会社が充実した教育制度を用意していますとか、うちの会社の半分以上は文系卒の先輩で今は機械設計士として大活躍ています!みたいなPR広告で文系の未経験者を募集するアウトソーシング系の会社が求人をよく見ます。というより、僕が登録している転職エージェントは、こういう会社ばかり求人紹介をします。もう、そういう仕事はしたくないのですが、経験職ということでバンバン送られてきます。ほんと、もういいって。
ここからは話を分かりやすくするために、時系列でお話しします。
部署移動
タイトル通り、部署移動から僕の会社へ通うストレスは急激に跳ね上がります。
以前勤めていた会社、うつ病で休職からの退職へのパターンが多い会社でした。
会社として改善の余地ばかりの環境のはずなんですが、何も変わってないでしょう。ハロワに毎月求人が出てるようなとこですし。
悪い噂
僕の以前勤めていた会社は、アウトソーシング事業の会社です。僕は客先に出向して製図をする仕事をそれまではしていました。
この出向、相手の会社が気に入らなければ、契約を切られて自社への勤務に変わります。自社でも取引先の仕事を貰っているので、やることはあるんです。正直な気持ち、出向先に嫌な先輩もいたのでラッキーだと思っていました。ただ、出向から戻った場合の嫌な噂も聞いていました。それは、出向からの出戻り社員は、辞める人が多いという噂でした。
労働環境の変化
それは自身で体験して分かっていくのですが、出向先より自社の労働環境が酷いのが大半の退職者の理由だったと思います。
成果物に対する考えの変化
派遣と請負の仕事の違いって何でしょう?雇用関係、指揮系統はここでは問いません。仕事の成果物についての問いです。僕の場合、完成した図面のことを指しています。
派遣は、労働した時間を時間給と掛けて派遣先企業が派遣元の会社にお金を支払います。だから、無駄な残業をさせたくないんです。ダラダラ仕事をしないように、個々の製図知識や技量に合わせた仕事の割り振りをします(少なくとも、自分が出向した会社はそうでした)。
対して請負はというと、依頼した図面や機械設計の提案を一つの単位として契約金を払います。つまり相手が、この案件なら30時間くらいあれば終わる仕事だと判断して固定の金額を提示する感じです。それが30万なのか50万なのかは知りませんが、そうなると請け負った側としては、より短い時間で仕事を終わらせたいです。予定が30時間の仕事を半分の15時間で完成すれば、その分を他の仕事に使えます。反対に、予定以上に時間を掛けて仕事が終わっても、依頼先の会社は追加料金をくれません。逆の損をします。
30時間で30万の案件
30時間で処理=1万円/1時間(基準)
15時間で処理=2万円/1時間
60時間で処理=5千円/1時間
僕は平社員で自分が担当した請負の案件の単価を知らなかったので、どの程度の金額の仕事をしていたかを知りません。なので、上で書いたような金額よりは低い案件を受けていたかもしれません。
派遣と請負、どっちが儲かるのか?
個人の答えとしては、派遣です。
なぜなら、派遣は仕事が定時までに完成するかしないかは問題ではなく、何時間派遣先で働いたかが重要になるからです。これはなぜか?先ほど書きましたが、何時間労働したかで会社が受け取る金額は決まるからです。会社としては、忙しい部署へ派遣することで、残業して働いてほしいんです。だってそうすれば、残業時間は割増しでお金を請求できます。そして、ベテラン社員で時間給が高い人が残業すればするほど、会社は潤います。確実に時間が経過した分だけ請求できる。安定した収益ですね。
では請負は?
僕みたいなポンコツが仕事をやってたらどうです。30時間で終わらせれる仕事を10時間も20時間もオーバーしてやっていたら?請負は成果物ができない限り、お金が貰えません。請け負った以上、やっぱ時間掛かりそうなんで出来ませんでしたとか、納期までに終わりませんなんて言えないんです。言ったら、次から仕事をくれなくなるだけです。会社は困りますよね?だから、納期までに終わるように、残業してでも納期を間に合わせたいんです。残業すれば、時間当たりの単価が下がるので会社は嫌います。でも、納期が間に合わないよりは断然ましです。納期が間に合うなら、日付が変わっても終わらせろということです。夜中の2時でも残ってやるんです。次の日はいつもと同じように出社しますが、深夜残業をします。優秀な人が仕事して予定より早く終わらせてくれれば、儲けは増える、反対ならどこまでも減る。請負は、担当する社員の優劣が数字でハッキリと出てしまいます。できるものは評価が上がり、できないものは会社から干される。
体調に変化が出始める
部署移動して1か月も終わらない頃には、会社へ行くのが怖くなっていました。
最初は、よくある日曜日の夕方が憂鬱になるです。次は、出勤前に吐き気が毎日あります。朝食を終え、着替えて、そろそろ車に乗って会社に行く時間かと思うだけで、気持ち悪くて戻しそうになります。結局、吐かないので、落ち着いたら家を出ます。
次はだんだん、上司に名前を呼ばれるのが怖くなります。呼ばれるのは基本、仕事が遅いことで急かされるか、上司の指示通りの仕事が出来ていないことの説教でしたから。
怒られるのが分かってたんです。また、仕事をミスした。後輩の席の近くでまた怒られる。そんなのばっかです。ミスを減らすために、それでも上司に相談して上司の仕事のやり方を教わったりして真似したり、仕事の勉強を勤務時間外でしてみたりしました。でも僕は、すでに上司と会話するのを恐れてしまった段階で、上司の言葉を上手く聞くことができなくて緊張で話を聞き逃すことが増えていました。メモしながら話を聞けば、メモしている間の話を聞き逃して不完全なメモを作り、指示を自分の解釈でメモして間違った内容に書き換わっている。そんな状況でした。
食欲の激減からの
部署移動から2か月か3か月経つ頃、僕はまだ仕事に慣れていませんでした。なぜなら、部署移動前と後で任せられる仕事が全く違うからです。上司も僕の業務知識が足りない、そして社内教育もすっ飛ばして仕事を振っているのを知っていたようでした。仕事しながら分からないことを教えるといいつつ、自分の仕事が忙しいため、聞く時はいつもイライラしている状態。上司もまた、いつも納期に追い詰められた状態で働いていて、会社で一番残業をしている人でした。月の残業60時間が少ない方という言葉は、さすがにヤバい会社だと思って聞いていました。世の中、残業60時間って普通なんですか?
僕もその残業生活へと巻き込まれます。手始めに、会社で日付が変わる生活へ。次に夜中の3時に帰宅。その次の朝は6時に起床したこともありました。食事量はどんどん減っていく。朝は、おにぎり1個が食べれないから、半分。昼は、クリームパン1つか、それか半分。夕食は残業中か帰宅後で、夜10時か夜中の2時3時へ。あまりにも喉を通らないので、ウイダーinゼリーを常備。流し込むことで解決。
不思議なもので体重はあまり減っていませんでした。そんな生活が続き、とうとう上司に会社を辞めたいと相談。相談途中で、涙が止まらなくなり情けない姿を上司に見せることになりました。自分の仕事の出来なさ不甲斐なさが情けなくて、感情のコントロールがいつの間にかできなくなっていた。その場は、仕事を定時で切り上げても良いという指示でしばらく働いていました。
心療内科へ通う
自主的に通うことにしました。
と言っても、通うと決めたころには仕事を辞める気持ちが強い状態で、長続きはしないと思っていました。自分がうつ病の診断をされるのかどうかを確認しておきたかったんだと思います。結論は、うつ病の手前ということで病名はつきませんでした。とはいっても、僕はここで仕事の悩みを話したりする時間が心の救いになるような面もありました。話すことで楽になるって言うじゃないですか?そんな病院の使い方をしていました。
退職願は電話で
仕事を辞めたいと数回、話していたこともあってか、最後は会社を休む時の一言が受理されました。会社も体調不良でたびたび休む僕に仕事を任せれないと判断したようです。後日、退職願を会社へ提出することで僕は会社を去りました。もう限界でした。僕は会社を辞めたって鬱病で長期間働けない体になるよりはマシだと思っていたので、後悔はしていません。会社も退職の手続きをスムーズに処理してくれたので助かりました。多分、退職者も中途入社も多いので慣れていただけでしょう。そんな気がします。
以上、 部署移動したら退職まで追い詰められた話 でした。
まとまりが悪いので、後ほど修正します。
ではっ!