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 3日午前11時15分ごろ、広島市南区宇品神田5丁目の民家で、押し入れから不発弾らしきものが見つかったと119番通報があった。回収作業が終わるまで、広島県警が一時周辺の通行を規制するなどした。

 回収作業にあたった陸上自衛隊第13旅団海田市駐屯地(広島県海田町)が、不発弾と確認。同駐屯地によると、長さ約27センチ、直径約90ミリ、重さ約8キロで、旧日本軍の砲弾とみられるという。広島市危機管理課によると、この家の関係者が、掃除に来た際に押し入れで見つけたという。

 現場はJR広島駅から南約4キロの住宅街の一角で、広島市消防局が周辺の住民に自主避難を呼びかけた。(新谷千布美)