かっこよくするために”アイドル”を利用しているのではと思う音
sora tob sakana(ソラトブサカナ)がやばい。
このグループの音楽やばいです。
まじで騙されたと思って、ロックファンもポップス好きもジャニオタもEXILEファンも一般人も誰しもに聴いてほしい。
一応アイドルグループ。
でも、曲はそこらへんのバンドよりもとんでもないことやってる。
そして、実験的な音楽をアイドルが歌うというアンバランスさで、化学反応が起こって曲の魅力が倍増している。
言い方は悪いかもしれないけど、アイドルではなく曲が主役になるぐらい曲の完成度が高い。
以前から音楽ファンに注目されていたグループだが、新作EP『cocoon EP』を発売してからさらに注目を集めているグループ。
それが、sora tob sakana。
sora tob sakanaとは
sora tob sakana(ソラトブサカナ)は2014年7月に結成されたアイドルユニット。
ちなみに、名前はsoratobusakanaではなく、sora tob sakanaなので注意。
メンバーは下記の4名。
風間玲マライカ
神﨑風花
寺口夏花
山崎愛
アイドルレーベルの『フジヤマレコード』から2枚のシングルと1枚のフルアルバム、1枚のEPをリリースしている。
最新EPをリリースしてからはリキッドルームでのワンマンライブも即日ソールドアウトするなど、人気も急上昇。
グループ名の通り、飛びそうな勢いで人気が上昇している。
トビウオか!
このグループの特徴は前衛的でありながら、完成度の高い楽曲。
そこら辺の若手バンドよりも新しい方向のポップスを作ろうとしているのではと思えるほど。
でも、それもそのはず。
このグループの音楽のプロデュースを手掛けるのはハイスイノナサの照井順政なのだ。
ハイスイノナサとは
ハイスイノナサは照井順政を中心に2004年に結成されたオルタナティブロックバンド。
もともと4人組バンドだったが、現在はメンバーチェンジや加入もあり8人組と大所帯バンドになった。
楽曲は基本的にインストゥメンタルの楽曲が多い。
バンドの高い演奏力と、前衛的でありながら、完成度も高く、作りこまれた楽曲が魅力。
曲もかっこいいから聴いてほしい。
ハイスイノナサ"地下鉄の動態" (haisuinonasa"Dynamics of the Subway")
かっこいいでしょ。
でも、音だけ聞いたらアイドルのプロデュースとか絶対にやらなそうな音。
それなのにプロデュースしちゃったから、イノベーションが起こって、ものすごいアイドルソングが生まれてしまったわけですよ。!
では、sora tob sakanaの曲がどれだけすごいのか、代表曲やおすすめの曲、アルバムを紹介していく。
広告の街(収録アルバム:sora tob sakana)
ハアイスイノナサとアイドルが組み合わさると、こんな化学反応が起こるんですよ。
あの前衛的な曲が若い女の子が歌うとポップさとキャッチーさが加わる。
しかし、曲の完成度や作りこみはハイスイノナサの音楽と同様で、音に引き込まれる。
自分が初めてイベントで偶然sora tob sakanaを観たとき、1曲目が広告の街だった。
もうね、引き込まれたよね。
そこから音に、ステージに釘付けになった。
ちなみにこの曲は2016年のアイドル楽曲大賞でインディーズ部門で第2位だった。
こちらは1stアルバムの 『sora tob sakana』に収録されている。
ちなみに、この曲のバンド演奏のインストバージョンもyoutubeにアップロードされている。
歌がないとアイドルの楽曲とは思えないような曲。
かっこいい。
夜空を全部(収録アルバム:soratob sakana)
こちらはシングル曲でもあり、1stアルバムにも収録されている曲。
sora tob sakanaの中でも一般的なアイドルソングに近いメロディと曲展開ではあるが、やはり曲の完成度が高い。
そのため普通の正統派のアイドルソングとは違う雰囲気がある。
歌詞も丁寧に作りこまれている。
ribbon(収録アルバム:cocoon EP)
こちらは最新EP『cocoon EP』の収録曲。
静かに始まる曲だが、そこからのサビまでの高揚感がすごい。
音がだんだんと重なっていく感じ。
すごい。
今までのsora tob sakanaの楽曲同様に完成度が高いが、新しい一面を出してくれたような楽曲。
一番のおすすめのCDは
まだCDを多くはリリースしていないので、すべて聴いてもらいたいが、一番最初は1stアルバムでグループ名のセルフタイトルになっている『sora tob sakana』を聴いてほしい。
ライブもとても良いので、ぜひライブにも足を運んでほしい。
これからのsora tob sakana
今はアイドルファンに注目をされ、少しづつロックファンやほかの音楽を好きな層に知られ始めているところ。
まだまだ大ブレイクにはほど遠いかもしれない。
でも、この楽曲の完成度の高さだ。
少しづつファンを増やしていき、どんどん大きなキャパの会場でライブをやったり、CDもランキングの上位に食い込むようになるのではないだろうか。
ちなみに、ブクガことmaison book girlやヤナミューことヤなことそっとミュートといっしょに、曲の良さが語られることが多い。
こちらの2組もおすすめなのでいっしょにぜひ聴いてほしい。