人の心を動かすイラストや言葉を生む秘訣とは? 「自分ツッコミくま」作者ナガノさんに聞いた!
©nagano / ©GignoSystem Japan,Inc.
大人気LINEスタンプ「自分ツッコミくま」の作者であるナガノさんは、自身のTwitter(@ngntrtr)でシャーペンや色鉛筆などを用いた手描きのイラストを投稿しています。
「自分ツッコミくま」について知りたい人はこちら→よくある表現も見せ方1つで斬新に。LINEスタンプ「自分ツッコミくま」の作者インタビュー!
ナガノさんがTwitterで食レポや日記などを描くと、たくさんのリプライ・いいね・RTが集まるのはもちろん、「私も食べてみたい!」「僕もやってみよう!」といった声や、「あぁ〜、それわかる!」といった共感の声がたくさんあがるんです。
イラストや言葉で多くの人の心を動かすナガノさんの手描き投稿は、一体どうやって生み出されているのでしょうか。実際にナガノさんご本人にお話を伺いながら探ってみました!
ナガノさんの手描き投稿に心が動かされる理由
大人気LINEスタンプ「自分ツッコミくま」の作者であるナガノさんは、自身のTwitterでシャーペンや色鉛筆などを用いた手描きのイラストを投稿しています。
例えば、この「アメリカンチェリーパイフラペチーノ」という投稿では、「カップの上に乗ったパイがどんな感じであるか」という食べる前の”想像”から、「実際は想像と違った」という意外性を感じた”体験”、実際に食べた時の”感想”など、「アメリカンチェリーパイフラペチーノ」と出会った時のことすべてが1枚のイラストに簡潔にまとめられています。
食べていない人には新しいものを食べる前のあのワクワク感までをも想像させ、すでに食べた人には「あぁ〜、わかる!」といった共感を呼ぶ。ナガノさんの食レポは、ただ「美味しい」と味の感想を言うだけの食レポではないのです。
アメリカンチェリーパイフラペチーノ pic.twitter.com/NAAA6GH9DH
— ナガノ渋谷ロフトPOPBOX (@ngntrtr) 2017年4月15日
食レポだけでなく、ナガノさんの日常をテーマにした投稿もあります。
「楽しみのこと」という投稿では、スケジュール帳に書き込んだ予定を終えたら金ピカの賞シールを貼るという内容が描かれています。
多くの人が子どもの頃、無条件に「キラキラしたもの」が好きだったんじゃないでしょうか。
金ピカの賞シールをもらうために縄跳びカードを毎日頑張ったり、金や銀の折り紙が人気で真っ先になくなってしまったり。「特別なもの」という印象が強かったのかもしれません。
それが、大人になってもまだこんなにワクワクするものだったなんて・・・目からウロコです!
このように、思わず真似したくなるような「生きるヒント」も教えてくれます。
楽しみのこと pic.twitter.com/HstWXpNm2a
— ナガノ渋谷ロフトPOPBOX (@ngntrtr) 2017年4月1日
ナガノさんのイラストにはもちろん、言葉選びにも惹かれます。
例えば、ナガノさんが飼っている愛猫ちゃんをテーマにした「ねことの共存」という投稿のこの言葉。
「それぞれが自由に動き回り 視界にちらちらと入る なんたる幸せ」
ペットを飼っている皆さん、特に部屋で放し飼いにしている皆さん、改めて「本当にその通りだ」と感じませんか?
愛犬を目の前にすると語彙力を失ってしまいがちな筆者は、この言葉に痛く感動してしまいました。
このように、ただ「可愛い」だけでなく、多くの人が感じていてもあえて口には出さない(出せない)ことをドンピシャな言葉で書き起こしてくれるんです。
ナガノさんの手描き投稿を見ると、「あぁ、私の気持ちを言葉にしてくれて本当にありがとう・・・」というスッキリした感覚すら得られます。
ねことの共存 pic.twitter.com/5HGkE95S7p
— ナガノ渋谷ロフトPOPBOX (@ngntrtr) 2017年4月15日
人の心を動かすイラストや言葉を生み出す秘訣を聞いた!
リアリティ溢れる食レポや生きるヒントなどを描くナガノさんの手描き投稿は、Twitterに投稿されるたびにたくさんのリプライ・いいね・RTが集まる人気っぷり。
特にリプライを見てみるといつも「私も食べてみたい!」「僕もやってみよう!」といった声や、「あぁ〜、それわかる!」といった共感の声が多く見られ、手描き投稿で多くの人の心を動かしていることがわかります。
そんな大人気の手描き投稿を始めたキッカケや、人の心を動かすイラストや言葉を生み出す秘訣などを、作者のナガノさんに聞いてみました!
ーナガノさんがTwitterで手描き投稿を始めたキッカケを教えてください!
ナガノさん:
夜中お腹が空いて寝られないときに、空腹を紛らわすために食べ物の絵を描いたのがキッカケだと思います。
ーナガノさんの手描き投稿は食レポの割合がかなり多い印象ですが、始めたキッカケがまさに「食」だったんですね!
手描き投稿のネタはいつどこで思いついて、どのタイミングで描くことが多いですか?
ナガノさん:
食べ物を食べるときに写真を撮っておいて、お腹が空いてるタイミングでその写真を見ながら描いています。食べた感想はスマホにメモをしています。
お腹が空いてる方が食べ物を描くのが楽しいんです。
ーナガノさんの食レポを見るとお腹が空くのは、お腹を空かせたナガノさんが描いているからなのでしょうか・・・!?
ナガノさんの食レポといえば、あいすまんじゅうを食べる時は「むちむち」、ハンバーガーを食べる時は「まっしまっし」など、いつも擬音がかなりリアルだなぁと思いながら見ています。
ナガノさん:
食感は食べ物のうまさの大部分を占めていると思うので、その食べ物の食感が伝わるような擬音を添えるようにしています。
擬音を何にするか考えるのは楽しいです。
ー多くの人に「食べたい!」と思わせる食レポを生み出す秘訣はこの擬音にもあったのか・・・!
あいすまんじゅう pic.twitter.com/9blMbNsjD2
— ナガノ渋谷ロフトPOPBOX (@ngntrtr) 2017年3月24日
ーちなみに、今まで投稿したものの中で最も人にオススメしたい食べ物はどれですか?
ナガノさん:
今思いつくのは、マクドナルドの普通のハンバーガーです。
毎回うまさに感動するので・・・。
ー「バンズの端っこのカリカリした少しかたい部分がうまい」。わ、わかるっ・・・!
マクドナルドのハンバーガー pic.twitter.com/6X5QxDiWMS
— ナガノ渋谷ロフトPOPBOX (@ngntrtr) 2017年3月12日
ー「手描き投稿を続けていて良かったなぁ」と思ったことはありますか?
ナガノさん:
「同じものを食べたよ」と写真を見せてもらえたり、コメントをもらえたりすることが楽しく、「続けていて良かったなぁ」と思います。
たまに飲食店の公式アカウントから、いいねやリツイートしてもらうのも嬉しいです。
ー私も「すき家のねぎキムチ牛丼」や「PARM ザ・ストロベリー」などは、ナガノさんの手描き投稿を見てすぐに買いに行きました!!!
ナガノさん、これからも素敵な手描き投稿を楽しみにしております!
この度は取材にご協力いただき、誠にありがとうございました!
★ナガノさんのTwitterはこちら!→ナガノ 渋谷ロフトPOPBOX(@ngntrtr)
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