北朝鮮 アメリカ人1人を拘束と発表
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北朝鮮は、首都ピョンヤンに大学教授として招へいされていた韓国系アメリカ人の男性1人を、「国家転覆を図ろうとする犯罪行為をした」として、先月、拘束したと発表しました。北朝鮮で拘束されているアメリカ人はこれで3人となり、圧力を強めるアメリカのトランプ政権に揺さぶりをかけるとともに、今後の取り引きに利用する狙いもあると見られます。
北朝鮮が3日、国営メディアを通じて発表したところによりますと、「ピョンヤン科学技術大学に会計学の教授として招へいしていた、アメリカ人のキム・サンドクを、先月22日、ピョンヤンの空港で拘束した」ということです。発表では、キム氏が「国家転覆を図ろうとする敵対的な犯罪行為をし、現在、関係機関で具体的な調査を進めている」としていますが、拘束の詳しい理由は明らかにしていません。
キム氏の拘束をめぐっては、アメリカや韓国のメディアが先月23日に伝え、これを受けてアメリカ国務省の当局者が「アメリカ人の保護は最優先課題の1つだ」と述べ、北朝鮮で利益代表を務めるスウェーデン大使館を通じて情報収集に乗り出していることを明らかにしていました。
北朝鮮でスパイ行為などを理由に拘束されているアメリカ人はこれで3人となり、核・ミサイル開発を加速する北朝鮮に対して圧力を強めるアメリカのトランプ政権に揺さぶりをかけるとともに、今後の取り引きに利用する狙いもあると見られます。
キム氏の拘束をめぐっては、アメリカや韓国のメディアが先月23日に伝え、これを受けてアメリカ国務省の当局者が「アメリカ人の保護は最優先課題の1つだ」と述べ、北朝鮮で利益代表を務めるスウェーデン大使館を通じて情報収集に乗り出していることを明らかにしていました。
北朝鮮でスパイ行為などを理由に拘束されているアメリカ人はこれで3人となり、核・ミサイル開発を加速する北朝鮮に対して圧力を強めるアメリカのトランプ政権に揺さぶりをかけるとともに、今後の取り引きに利用する狙いもあると見られます。