「話し合い」◆◇◆衆議院議員加藤公一ジャーナル第202号◆◇◆
発行日:10/5
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>> 2007/10/5
>> 衆議院議員加藤公一ジャーナル
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=====話し合い=====
ようやく、国会が動き始めました。一昨日は、所信表明に対する
民主党の代表質問。テレビでご覧になっていた方もいらっしゃるの
ではないでしょうか。福田総理が、やたらに野党と協議したい言っ
ておりますが、これはまさに「クリンチ作戦」。戦わずして時間か
せぎ。皆さまのご感想はいかがでしょう。
演壇から鋭い質問が繰り出される中、わたくし加藤はというと、
議場内交渉係としての仕事をしておりました。これは、本会議の議
事が正常に動くように確認をし、そして各党と交渉する仕事です。
具体的には、民主党の演説原稿を読み込み質問事項を頭に入れてお
いた上で、政府の答弁を逐一チェック。きちんと質問に対して答え
ているかどうか確めます。もちろん、議論は休みなく進んでいます
ので、一瞬たりとも気を抜くことはできません。
もし、政府が十分に質問に正面から答えていない、あるいは答弁
漏れがあるといったことがわかった場合は、すぐにその場で与党の
議場内交渉係に答弁のやり直しを要求します。もちろん、与党側と
しては、その答弁で十分だということで済ませようとするため、答
弁をやり直させるためには、それなりの交渉テクニックが要求され
ます。
今回の福田総理の答弁は、一部の新聞で「失望した」と評されて
いるとおり、具体性がなく、答弁漏れの部分も見受けられました。
特に長妻議員の再質問に対しては、もとの答弁内容を繰り返しただ
けの形式的な再答弁だった上、1問まるまる答弁がぬけていたので、
壇上に上がって与党と掛け合って、答弁をやり直してもらいました
(それでも、あまり踏み込んだ答弁はしてもらえませんでしたが…)。
さて、このように議場内交渉係として、首相の答弁を文字通り一
言一句チェックしながら改めて実感したのは、首相の読んでいた官
僚原稿の無味乾燥さです。せっかく、民主党の議員が、答えやすい
ように、親切に噛み砕いて、項目を一つ一つ区切って、質問をして
いるのに、複数の質問にまとめて抽象的な答弁するような横着なこ
とをしています。本会議は形式的なものだから「答弁した」という
形さえあれば良いと思っているのかもしれません。
福田首相は、ことあるごとに野党との「話し合い」を強調してき
ました。就任後の記者会見では、「野党と、よく協議をして」国会
運営をすると語っていますし、所信表明演説でも、「野党と誠意を
もって話し合いながら国政を進めていく」と発言しています。もち
ろん、話し合いは大歓迎ですが、首相の答弁を聞いていると、重大
な勘違いをされているのではないかという疑念を覚えます。
そもそも、憲法上国会という機関が置かれているのは、そこで「話
し合い」をするためであるはずです。そして、国会議員である以上、
話し合いは、国民の見守る中、議場で行うのが原則であるはずです。
その本来的な話し合いの場で、まともに野党の質問に答えずに、他
方で「話し合い」だの「協議」だのと繰り返しても、何かスジが違うの
ではないかなと思います(議場外での談合にはおつきあいできません)。
来週は、予算委員会が始まります。基本的に、一問一答形式です
ので、本会議のように逃げることはできません。国会での正々堂々
とした「話し合い」を期待したいと思います。
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編集・発行:衆議院 加藤公一議員室
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