「反対!反対?」◆◇◆衆議院議員加藤公一ジャーナル第212号◆◇◆
発行日:4/25
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>> 2008/4/25
>> 衆議院議員加藤公一ジャーナル
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=====反対!反対?=====
皆さんからしばしば頂くご批判の中に「民主党は、なんでも反対
ばかりしてけしからん」というものがあります。テレビなどでは、
民主党が反対している場面が報道されることが多く見られますし、
コメンテーターや評論家の方とか、与党の政治家の方も、民主党が
反対していることをことさらに強調する傾向があるのは事実です。
しかし、現実はまったく違います。民主党が政府の出してきた議
案に反対することは、実は少ないのです。たとえば、今年の4月以
降に衆議院を通過した30件あまりの議案中、民主党が反対に回っ
たのはたった1件、米軍に対する思いやり予算を含んだ協定案だけ
でした。「ねじれ国会」といっても、協調的に進んでいるのです。
以上のようなことを説明すると、大部分の方は、「へぇー、そう
だったんだ」と意外そうな顔をしつつ、納得されます。ただ、ごく
一部の方は、「でも、テレビでは民主党は反対ばっかりしてると言っ
ていたよ」とおっしゃります。いろいろな意味で悲しい気持ちに
させられますが、こういう方はなかなか度し難いものがあります。
もう少し上級の反論としては「たしかに、民主党が反対ばかりし
ているわけではないのは知っている。でも郵政民営化とか、ガソリ
ン税とか、日銀総裁人事とか肝心な問題でいつも反対しているでは
ないか」というものがあります。もちろんこれも正しい理解ではあ
りません。そもそも、なぜ世の中に誤解が蔓延するのでしょうか。
民主党がいつも反対ばかりしているように映ってしまう理由は簡
単です。民主党が反対すれば、「民主党が反対して、国会でもめて
います」というニュースになり、賛成した場合には、単に、「○×
法案が国会で成立しました」と報道されるからです。決して、「た
いへんです。民主党が賛成しました」なんて報道にはなりません。
このようにしてみてくると、肝心な場面で民主党が反対している
ように見える理由もおわかりでしょう。与野党の意見が対立してい
るその点がまさに政治の世界での最重要課題と呼ばれるのです。で
すから肝心のその点について民主党が政府与党に反対しているのは、
論理的に必然なのです。原因と結果を取り違えてはいけません。
もちろん、マスコミの方が民主党が反対する場面を中心に報道す
るのは当然のことですし、それを見た方々が誤解に陥るのはしかた
のない面もあります。ただ、国会に出席し事情を知っている与党政
治家までもが、「民主党は反対ばかりしている」という真っ赤なウ
ソをテレビなどで垂れ流すのは、見るに忍びないものがあります。
納得できないことに対しきちんと反対の意思表示をするのは、た
しかに国会議員としてとても大切なことだと思います(野党が政府
に対してノーと言わなくなったら民主主義はおしまいです)。ただ、
話題になる1つのノーの陰には報道されない無数のイエスがある
ことを知って頂きたいと思い、今回のメルマガを書いた次第です。
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◇メルマガ名 衆議院議員加藤公一ジャーナル
◇発行人サイト http://www.katokoichi.com/
◇責任者 衆議院 加藤公一議員室
◇責任者メール koichi@katokoichi.com
◇解除ページ http://regist.mail-magazine.co.jp/d/csq0&m=g0K010g210U5g1t7l010UGBE267afef1f08edd@melma.com
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あ〜なるほど!と納得しました。
私も、民主党はやたらと反対反対と言っている印象があったので、このメールで実情がよくわかりました。
加藤さんは、東久留米の駅前で演説をしていた頃(2000年)から変わらず、国民が理解しやすい言葉で説明してくださるので応援してきて良かったと思います。
これからも国民の為の政治を宜しくお願いします♪2008/4/25
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