(不安になる方はご遠慮ください。
こういう説もあるかも、ということで書きました)
<地下鉄サリン事件>
発生日時:1995年3月20日、午前8時20分頃、
犯行手口:有毒神経剤サリンを朝の通勤ラッシュアワー帯に東京の5つの地下鉄の車内でほぼ同時に撒布する。
実行犯:オウム真理教信者9人
死者:12人
負傷者5500人
凶悪テロ集団による地下鉄サリン事件ですが、
被害者が多い割に死亡者が少なかった理由は4つ挙げられています。
(私の手元にある昨年出席したNBCR講演会の資料からです)
①事件発生後、短時間で東京消防庁による救急体制がとられたこと。
②周辺の医療機関により救急措置が早急になされたこと。
(PAM投与、医師が早い段階で有機リン中毒と見抜いた)
③使用されたサリン濃度が低かったこと。
④地下鉄で換気が良好であった。
北朝鮮の化学兵器については、化学兵器禁止条約には加入しておらず、化学剤を生産できる複数の施設を維持し、すでに相当量の化学剤などを保有しているとみられていると推定される。
韓国の2012国防白書によれば、北朝鮮は1980年代から化学兵器を生産し始め、約2,500~5,000トンの様々な化学兵器を全国に分散した施設に貯蔵していると推定される。平成25年5月の米国防省「朝鮮民主主義人民共和国の軍事および安全保障の進展に関する報告」は、「北朝鮮は、火砲や弾道ミサイルを含むさまざまな通常兵器を改良することにより、化学兵器を使用できる可能性がある」と指摘している。
<北朝鮮、シリアに化学兵器試薬輸出>
複数の外交筋によると、2009年11月、北朝鮮からシリアに向かっていたリベリア船籍貨物船「チャカブコ」は、航路途上にあるギリシャの当局に積み荷のコンテナを押収された。数個の木箱に、ガラス製とみられる数種類のアンプルがびっしりと収められており、各アンプルには化学兵器関連とみられる液体や粉末の試薬が入っていた。
<化学テロにおける主な使用手段と特性>
化学爆弾→爆発力の小さい爆薬に化学剤を入れた容器を抱かせて小型スーツケース等に入れ、時限爆弾で起爆させる。携行・秘匿性に優れており、同時多発的に使用される可能性がある。
無人機等→液状のC武器を無人機等に搭載した雨下タンクで散布する。比較的広範囲の汚染地域を形成。
<化学兵器攻撃の際の避難ポイント>
☆化学剤は、その特性により、神経剤、びらん剤、血液剤、窒息剤などに分類されている。
☆一般に地形や気象などの影響を受けて風下方向に拡散する。
☆サリンなどの神経剤は空気より重く地をはうように広がるので、その場にしゃがみ込んでじっとするのではなく、すぐその場から逃げる。
☆特有のにおいがあるもの、無臭のものなど、その性質は化学剤の種類によって異なる。
☆外気から密閉性の高い屋内の部屋、又は感染のおそれのない安全な地域に避難すること。
(感染のおそれのある人は避難後に除染を行う)
☆屋外にいる人はなるべく風上の高台に逃げる。
☆人から人への感染はありませんが、比較的早く、目の充血、咳込み、かゆみなどの症状が現れる。
<生物兵器攻撃のポイント>
☆感染者の移動により二次感染が拡大するおそれがある。
☆炭疽菌やボツリヌス菌などの場合に、
武力攻撃が行われた場所から直ぐに離れ、外気から密閉性の高い屋内の部屋、又は感染のおそれのない安全な地域へ避難する。
<避難施設でやるべきこと>
☆ドアの隙間、換気扇排気口、窓枠、エアコンスリーブ等に目張り等の措置を講じることにより、サリン等の剤の進入を防ぎ、機密性を高めることが可能となることから屋内への退避が有効。
また、当該措置をとることで自宅での退避も有効
<自宅退避のメリット>
☆ドアの開け閉めなど、人の出入りを抑えることができる。
☆テレビ、ラジオ、インターネット等を用いて情報収集ができる。
☆手洗いやうがいのため水道が活用できる
☆食糧、飲料水、薬品等の備蓄が期待できる。
私より、
・昨年からトランプ大統領は秘密裏に北朝鮮と外交を進めていた。
しかし盗聴によって情報が漏れたことで議会で暴露され、
非公式に進めていた米朝会議は議員の反発によって中止に追い込まれた。
・今トランプ大統領はCIAの内部浄化に力を注いでいる。
・一説には北朝鮮を動かしているのは中国又はロシアの一部の軍によるものではないか、という話もある。
・先日のシリアでのサリンは戦争を起こす為の偽りという情報もある。
(茨城県危機管理フォーラム2013の講演資料より、元陸上自衛隊北部方面総監のお話から)
日本で考えておくべき重要なシナリオの一つには、北朝鮮が内部崩壊したときに大量に難民が発生することです。
もう一つが、韓国にいる日本人を早く退去させることで、これは同時に起こるので、この二つを同時に行うことが必要になってきます。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の統計によれば、国家が崩壊するときは人口の約1割が国外へ脱出するとみられています。北朝鮮の人口は約2,400万人なので約240万人が難民として国外に出る。朝鮮戦争のときは約200万人が脱出したとされていますから、不自然ではない見積もりです。
その人達の何人に一人が日本へ来るかは分からないのですが、仮に一割としても、どんなに少なくとも20万人の難民がやって来ると考えているわけです。これはあり得ることなのです。あの有名な万景峰(マンギョンボン)号に難民が鈴なりに乗って新潟の港に来たらどうなるでしょう。
以下はご参考に。また追記するかもです。
化学兵器の種類:化学兵器物質(剤)
窒息剤 ホスゲン(CG) 塩素(CI2)
神経剤 タブン(GA) サリン(GB) ソマン(GD) V剤(VX) (神経剤は通常、無色、無臭)
血液剤 シアン化水素(AC) 塩化シアン(CK) アルシン(SA)
びらん剤 精製マスタード(硫黄マスタード(HD)) 窒素マスタード(HN-1) ルイサイト(L) ホスゲンオキシム(CX)
(びらん剤は特有の臭気により五感での検知は比較的容易)
無能力化剤 BZ、 LSD