みなさんは賞味期限を気にしていますか。
実は、たいていの食べ物は多少であれば賞味期限を過ぎても大丈夫なのですが、中には必ずチェックしなくてはならない食べ物もあります。
そこで、賞味期限を守らないと食中毒の原因となってしまう可能性が高い、要注意な食品をご紹介します。
賞味期限とは?
賞味期限とは「製造メーカーが品質を確実に保証している期限」であり、賞味期限を過ぎても食べられなくなるとは限りません。
しかし、表示されている期限は開封後も保証されているわけではないので、一度開封したものは表示されている期限にかかわらず、早めに食べるようにしましょう。
なお、缶詰などは保管中に新たな微生物が侵入しなければ、表示されている賞味期限の経過後でも5年や10年と長期間保存ができます。
これから、賞味期限に注意すべき食べ物をご紹介します。
1.チーズ
チーズはお店で買ってからも熟成を続けますが、一度カットしたものは、それ以上美味しく熟成することはありません。
固いチェダーチーズなどは、カビをのぞけば食べられる場合もありますが、ソフトチーズには「リステリア菌」が含まれている場合があるので、賞味期限を守った方が良いでしょう。
チーズはできるだけ早く食べきるようにしてください。
2.たまご
卵は、食中毒になる原因の食べ物ナンバーワンといわれています。
昔の人は、卵を割ってみて黄身が盛り上がっていれば大丈夫、と判断していたようですが、食中毒のリスクを避けたければ、賞味期限を守りましょう。
3.パン類
パンは種類によってさまざまなケースがありますが、調理パンや生クリームが使われているものなどは痛むのが早いので、賞味期限は厳守です。
梅雨の時期だと、1日経つとカビが生えてくることも多くなります。
食パンなどは冷凍することで比較的日持ちしますが、過剰に冷凍するとパサパサになって味も落ちてしまいます。
4.ひき肉
出典:pixabay.com
アメリカでは、ひき肉による食中毒が問題になることが多くあります。
アメリカ人が、ハンバーガーなどをグリルで焼いて食べることが原因なのですが、ひき肉には大腸菌が付着していることが多いといわれています。ですので、必ず賞味期限を守るようにしましょう。
夏にハンバーグを食べる時は、中までよく焼いてもらった方がよいかもしれません。
5.いちご
いちごは、品種や時期的によっても違いますが、基本的に傷みやすく重みや外部からの圧力にとても弱い果物です。
買うときにパックの下の部分等に注意しておいても、傷んでいることがあります。
ブヨブヨになっている状態であれば、食べるのは避けましょう。
6.貝類
出典:pixabay.com
貝類には、「ビブリオ・バルニフィカス」という菌が付着しています。
新鮮なうちに食べればそれほど問題はありませんが、少しでも古くなってしまうと、こういった菌が大量発生してしまうので、食中毒になる危険性が高くなります。
夏場は、貝類は生で食べない方が安全です。
7.鶏肉
鶏肉も、食中毒の主な原因として知られています。
大腸菌がいる可能性が高いので、賞味期限を守ることはもちろんですが、期限内であっても、鶏肉を扱った後は必ず手や包丁、まな板・流しなどを消毒してください。