思考は現実化する

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思考は現実化する

自分の潜在意識を書き換えるために、自分が学んだ事を整理しまとめています。

ぼくらはあるいたまっすぐまっすぐ

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※今日はありきたりな、でも、大切な時間を過ごした、普通の日記です。

 

 5月2日(火)5時。

昨日、早く寝たこともあり、今朝はやけに目覚めが良い。

今日は、先々週末の出勤の振替休日でお休み。

息子は、今日は学校なので、帰ってくるまでは自分だけの時間をゆっくり持つことができる。

(さて、今日は、何をしようかな)

そんな風に思いながら、少しの間、布団の中で休日の朝を満喫する。

 

今朝の朝食は、ラーメンに決めていた。

昨夜、「明日の朝は何が食べたい?」とたずねた際、息子がラーメンがいいといったからだ。

朝からラーメン、なんて思われるかもしれないけれど「たまにはラーメンが食べたい息子」と「休みなのでお弁当を作らないし朝ゆっくりしたかった私」のお互いの利益が合意した結果なのだ。

Win-Win 自分が勝ち、相手も勝つ

スティーブン・コヴィー博士*1の著書『七つの習慣*2』にも書かれている”人間関係の六つのパラダイム”の中でも、もっともよい方法、もっともレベルの高い方法だ。

 

 トッピングのためにほうれん草を4束茹で、別の鍋でゆで卵を作る。

ほうれん草は、一部を残してあとはおひたしにしておく。こういう1品があると、食事や弁当を作るの際のあと一品にとても便利だ。

 

「朝だよ~、朝だよ~」

 ラーメンをゆで始めた頃に、カーテンを開け息子を起こし始める。

太陽の光が一ぱいに差し込む。

しかし、いつも通り、息子は起きない。

「朝だよ、7時になったよ。どうする?」

それでも、起きない息子をしり目に、ラーメンがゆで上がった。

「ラーメン伸びちゃうよ!」のひとことで、やっと、むくりと起き上がる。

その時、息子の電話が鳴った。

息子の母からだ。

 

先週末、息子が「左足が痛い」といっていた。

本当は週明け、すぐに病院に連れて行きたかったのだが、その月曜日は、朝から外せない打ち合わせが入っていた。

息子には「学校でどうしても痛くなったら、先生にいって、電話をして。それで一緒に病院に行こう!」といって学校に送り出していた。

しかし、その日の夕方、一足先に息子の母が病院に連れて行ってくれていた。

その日は、原因は分からず、湿布と痛み止めをもらって帰ってきた。

 

 電話口で彼女は息子に話しかけた。

「今日、どうするの?足は痛くない?」

「痛いよ」

「じゃあ、病院に行くの?」

「う~ん」

「まだ痛かったら精密検査するから、病院に来てっていってたでしょう。パパにいってないの?」

「いったけど・・・」

ここで、息子に突っ込む。

「いやいや、聞いてないよ」

 

ということで、2人で病院に行くことが決まった。

 


 すっかり伸びてしまったラーメンを口にする。

「これ、おいしくない」

「それは、そうだよ。伸びちゃったからね。でも、パパは何度も声をかけたよ。それでも、パッと起きるよりもラーメンが伸びる方を選んだのは〇〇ちゃんだよ」

「たしかに、そうだね」

「どうする?」

「食べるよ。ラーメンに人生を学んだ」

 

朝から、何か悟ったようなことを口にする息子。

私よりも、ずっと「自分が選ぶことの大切さ」も「ポジティブ・リアクション*3」にも長けている。

そんな風に感慨にふけっている私をよそに

「これ、あげるね」

と自分のほうれん草を私のどんぶりに入れる息子。ああ、それは、今朝の唯一のお野菜なのに。

 

伸びきったラーメンとヨーグルトを食べ終え、歯をみがき、顔を洗う。

外は快晴だ。

暑くなりそうなので、水筒にお茶を用意する。

小学校に、休みの連絡を入れ、家を出る。

 

昨日、息子が行ったのは、近所のいつものかかりつけの病院ではなく、家から少し離れた商店街の端っこにある整形外科だった。

距離にして約1.7km(Google Map調べ)

しかも駅からも微妙に遠い場所だった。

車を持たない私は、足の痛い息子を自分の自転車のサドルに乗せ、歩いて病院に行くことにした。

 


息子を自転車のサドルに乗せて歩くのは、今回が初めてではない。

学童への送り迎えの際、こうして息子をサドルに乗せて歩くのだ。

朝は急いでいるし、息子の歩くスピードでは遅刻してしまう、ということで小1のときからずっとこうして2人で歩いてきた。

(息子が、自転車を怖がらずにすぐに一人で乗れるようになったのは、こうして自転車の高さとバランスに慣れていたからかもしれない。)

4年生になった最近では、少し、重くなり、もうそろそろ自分で歩いて欲しい、と思っているのだが、今日は、特別だ。

聞けば、昨日の学校の帰りは、足が痛くて早く歩けずに、いつもなら20~30分のところを、2時間もかかってしまったとのこと。

 

こうして、私たちは肩をならべ歩いた。(歩くのは私だけだが)

こうして歩くと、普段とはまた違った話をする。

学校の友だちの家が近所にあること。

学校のこと。

最近のチャレンジタッチのこと。

はじめて見た今まで知らなかったお店のこと。

もちろん、大好きなゲームや、自分が考えたお話のことも。

たまには、こういう休日もいいかな。病院の検査が終わったら、商店街でゆっくりお昼でもたべよう。

この時は、そんな風に思っていた。

 

病院には9時半過ぎについた。

GW直前の病院は普段以上に込み合っているようで、そこから1時間ほど待つことになった。

ひまを持て余した息子は、私のスマホで「にゃんこ大戦争」に興じていた。

そうして、やっと順番がまわってきた時、ある事実が判明した。

「じゃあ、精密検査のためにCTをとってみましょう。でも、ここには機材がないので、近くの総合病院に行って撮影して、また戻ってきてください。」

「!!!」

さらっと近くといわれた総合病院は距離にしてここから1.5kmのところにある。(Google Map調べ)

「あと、時間ですが、14:30と15:30が空いているそうです。どちらにしますか」

 

とりあえず14:30を選んで病院を後にする。

次の時間までかなり間があるので、息子と相談し、一旦、家に帰ることにする。

途中、商店街の中のスーパーで明日からの食材とお昼のお弁当を買う。

そこからの帰り道。

息子が、うちのマンションの横を流れる川の少し上流にある下水処理施設を見てみたいという。

ここからだと、帰り道には少しだけ遠回りになるが、せっかくなので行ってみることに。

「〇〇市の水はどこから来ているか知ってる?」

そんなことを話しながら、下水処理施設にたどり着く。

着いてみると、実は今の施設は、この隣の公園の下にあり、この場所にあるのは以前の施設であることがわかる。

通勤の際にこれまで何度か近くを通ることはあったが、その事実は初めて知った。

そんな風に、ちょっとした社会見学気分を味わいながら家路につく。

 

11:30.

家につき少し早めの昼食をとった後、さすがに疲れていた私は、少し横にならせてもらう。

午後は、また、かなりの距離を歩かなければならない。

実は、家から総合病院までは約1.5km(Google Map調べ)なので、はじめにいった病院よりも近かったりする。

(こんなことなら、はじめから総合病院に掛かっていれば)

そんな考えが頭をよぎるが、まあ、しょうがない。

距離を考えれば、おそらく20分ほどだろう、と考え13:20まで仮眠をとる。

 

再び起き上がると、息子と一緒に歯をみがき、再び出発する。

午後の工程は

家 ⇒ 総合病院 約1.5km

総合病院 ⇒ 整形外科 約1.5km

整形外科 ⇒ 家 約1.7km

(Google Map調べ)

(やれやれ。これは連休初日からハードだ)

午後もまた、二人でいろいろな話をしながら歩く。

とくに、総合病院から整形外科の間には、私が若い頃に住んでいたマンションもあったので、ゆっくり歩きながら当時のことを思い出し、変化を確認するのがけっこう楽しい。

 

こんなに近くなのに、引っ越してから来ることもなかったので、当時あったお店や会社が変わっていたりして感慨深い。

総合病院の撮影が思いのほかスムーズに済んだ こともあり、整形外科には午後の診療がはじまる少し前の時間に着くことができた。

 


 「CTを見ましたが、骨などにも特に異常はありません。連休が終わってもまだ痛かったらまた来てください」

結局、この日は、原因はわからずしまいだった。

けどまあ、大事ではなくて良かったのかもしれない。

先週末、痛くて夜中に何回か起きていた頃と比べると、息子も、幾分、元気になってきている。

「GW、どこか行く?」と聞くと「科学館に行きたい!」という。

どうやら、 痛くて出かけたくない、という状態からは改善したようだ。

 

こうして、私の振替休日は終わりました。

今日、歩いた距離は合計約8.6km(Google Map調べ)

息子とたくさん話して、いい汗がかけた、とても良い休日でした。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

〈今日の記事タイトル〉
マーガレット・ワイズ・ブラウン (著), 坪井 郁美 (著), 林 明子 (イラスト) 

 

*1:スティーブン・リチャーズ・コヴィー(Stephen Richards Covey, 1932年10月24日 - 2012年7月16日)は、アメリカ合衆国ユタ州ソルトレイクシティ生まれの作家、経営コンサルタント。フランクリン・コヴィー社(本社アメリカ)の共同創設者で 『7つの習慣』の著者として世界的に有名。

*2:七つの習慣 全世界3,000万部、国内180万部を超え、今も読み続けられるビジネス書のベストセラー。人生哲学の定番。

*3:ポジティブ・リアクション ドクターモルツのサイコ・サイバネティクスの入門書「自分を不幸にしない13の習慣」の中で紹介されている考え方