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僕にしかできない壊れかたで鬱のウユニ塩湖を滑り抜けていきたい

 

ベリーダンスをしながら両手にKindleと文庫本を持って松本清張夏目漱石を同時に読む。さらにヒンドゥースクワットをしながらノートPCとポータブルDVDプレイヤーで仁義なき闘いとスターウォーズを同時に観賞する。

そんな事をしていたら脳髄に鬱が堆積して鬱のマラス塩田みたいな事になってしまって笑えなくなってしまった。

いまにも新緑の野山でバードウォッチングをしながら「死にたくて死にたくて震える」などと口ずさみそうな精神状態だった。

いまにも穏やかな海岸でアサリを拾いながら「ぼくはね、おじいちゃんみたいな、おほしさまになるんだ」と呟きそうな精神状態だった。

いまにも閉店間際のラーメン屋で1人でラーメンを啜りながら「子供がまだ食ってる途中でしょうが!」と叫びだしそうな精神状態だった。

そんな精神状態で洗面所の鏡を見てみたら、顔面の筋肉が凝り固まって、金剛力士像と弥勒菩薩半跏思惟像とチワワを足してウィルキンソン炭酸で割ったような顔をしている俺がいた。

これはまずい、そう思ったよね。

俺はいいけど、AONAMIがなんて言うかな?

と思ったよね。

だから、踊ったんだよ、盆踊り。

コンビニの駐車場でね。

そしたら小鳥が集まってきてね。

チュンチュンチュンチュンって言うんだ。

え?鳥語わからない?

翻訳するとね。

豆くれ豆くれって言うんだ。

泣けるよな。

あー、こんな俺でも必要としてくれる鳥がいるんだ・・・グレイト。

そう思ったよね。

そう思ったら、なんだか笑えてきたんだよね。

2017年5月3日、株式会社鬱、退社。

以上。