社会切り取り被害、岐阜市立中央図書館でも 県図書館と計19冊岐阜市の岐阜県図書館と市立中央図書館は1日、所蔵する県内の小中学校と高校の学校史や記念誌など、両館合わせて19冊の290ページで一部を切り取られる被害があったと発表した。刃物で切られたり、破られたりした跡があり、器物損壊の疑いで岐阜南署と岐阜中署にそれぞれ被害届を出した。 県図書館によると、休館日だった4月28日に郷土資料コーナーを整理していた司書が被害を発見。10冊で計134ページ分が切り取られていた。いずれも貸し出し禁止の図書だった。 県図書館から約4キロ北東にある中央図書館は1日、県図書館の被害を知って郷土資料コーナーを調べ、9冊で計156ページに被害が見つかった。8冊は貸し出し禁止で、1冊は貸し出し実績がなかった。 切り取られたのは、大正時代初期から平成初期までの学校行事の写真や集合写真など。住所や電話番号などの個人情報は含まれていなかった。両図書館とも、同種の図書を来館者が立ち入れない書庫に移した。中央図書館の担当者は「公共の物を気持ち良く使ってもらうために、こうしたことはやめてほしい」と憤った。 (中日新聞) PR情報
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