こんにちは。
奈良の加圧パーソナルトレーナーしもしけんたろうです。
お年を召した方って
「年だから筋トレなんか無理よ」
なんて思っている方も多いように感じます。
もちろん筋トレは何歳からでもスタートできるのですが、無理だと思いこんでいるのを変えるというのはなかなか難しいのが現状です。
そこで、オススメなのが「加圧ウォーキング」です。
筋トレはしてないけど散歩は毎日しているって方は多いようです。
その散歩の一部を加圧ウォーキングにすると良いかもしれません。
加圧ウォーキングとは、加圧ベルトを脚に巻いて歩く事です。
そのままですね。
今回は高齢者の加圧ウォーキングと身体機能の変化についてご紹介
加圧ウォーキングで高齢者の身体機能が改善
高齢者の身体機能の低下は、筋肉の太さや筋力と関連します。
よって、筋肉量を維持、もしくは増やすことが高齢者の身体機能の維持に重要となります。
ということで、オーストラリア・ビクトリア州のディーキン大学の研究グループは、高齢者がよく行う散歩に血流制限を加えることで筋力などにどのような影響があるかを調べました。
高齢の男女19名を
・加圧ウォーキンググループ(10名)
・普通のウォーキンググループ(9名)
の2つのグループに分けました。
開始前、開始3週間後、開始6週間後の3回、いくつかの体力テストを実施。
・30秒間に何回椅子から立ち上がることができるか、
・6分間でどれくらい歩けるか
といった内容を体力テストです。
その結果、加圧ウォーキングを行ったグループは普通のウォーキングを行ったグループに比べて、体力テストの結果が2.5~4.5倍の改善が見られたとのこと。
個人的見解
論文の要約部分には頻度や時間などの項目が書かれていなかったので、詳しい加圧ウォーキングの内容はわかりませんが、非常に簡単に行えるということは確かです。
(論文全文を読むのにはお金が掛かるから…)
普段行っている散歩の中の最初の10分程を加圧ウォーキングに置き換えるだけで筋力の維持、身体能力の向上が見込めるのは大変有益かと思います。
もちろん高齢の方に限らず、若い人にも効果は期待できます。
普段の散歩に加えるだけの手軽な加圧ウォーキング。
あなた自身、あなたのご両親の健康づくりに取り入れてみてはいかがでしょうか
参考文献
Blood flow restriction walking and physical function in older adults: a randomized control trial