宮山大樹
2017年5月2日17時07分
東京メトロは、北朝鮮がミサイルを発射した際に列車の運行を止める基準を、国の全国瞬時警報システム「Jアラート」が作動した場合とするよう改めた。先月29日は報道をもとに運転を止め、利用者から「過剰」との声が出ていた。
東京メトロは北朝鮮情勢の緊迫化を受け、先月中旬から対応を協議。Jアラートに限らず、ミサイル発射の報道があった場合に運転を見合わせる方針を決めていた。29日のミサイル発射は失敗でJアラートは作動しなかったが、「発射」との報道を受けて午前6時7分から全路線で10分間運転を見合わせ、約1万3千人に影響した。JR東日本やJR東海は新幹線、在来線ともに通常通りの運行を続けた。東京メトロの担当者は今回の変更について、「他の鉄道会社の判断とも比較して検討した」としている。(宮山大樹)
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朝日新聞社会部