やっと届いた。
これは・・・。
執念のような描き込みですなぁ・・・。
短パンからはみ出たパンツの描写とかね。もう、鬼のような壮絶なエロスを感じる。
それだけではない。髪を一つくくりにする時の動きの描写とかね、もう、アニメの原画描いてるのかよ、と言わんばかりの絵の多さ。
これぞ「萌え」だよ。
僕がもっとも嫌うのは、言わば記号的な、歪んだ想像で適当に描いた「萌え」。
それってただのお前の妄想で、それをオカズにしてるんでしょ?みたいな、歪な描写。
そういうの想像力って言わない。文字通り、お前のオナニーなんか見たくない。
少女が少女に見えない、人間が人間に見えない、二次元だからといって次元の壁の中に隠れて現実に戻って来ない、歪んだ「萌え」。
そういうのが、生理的にダメ。
読んでいて幸せな気分になるね。
コマの中で、いやコマを飛び出して、少女が生き生きと動き、飛び回り、呼吸している。
「萌え」とは現実逃避では決してない。この世界と人間の美しさを、全力で肯定することだ。
それだけは譲れない。
そういう基本的なことを教えてくれる、傑作だ。