桜庭泰彦
2017年5月2日18時26分
北朝鮮のミサイル着弾に備えるとして、長野県軽井沢町が、化学兵器に対処できる防護服や防毒マスクなど30セットを購入する方針であることがわかった。町は購入費約160万円を補正予算案に盛り込み、町議会に提案する。
サリンガスなどを搭載したミサイルが着弾し、現場周辺で避難誘導や立ち入り制限などを町職員が行う際に着用することを想定したものという。藤巻進町長は「日本のどこかに着弾する可能性がゼロではない以上、自治体としても最低限の備えは必要だ。もしもの場合、想定外だったというのは言い訳にならない」と話した。
町にもまたがる浅間山の噴火で有毒ガスが発生した場合も活用できるとしている。
このほか、JR軽井沢駅から約1キロ東にあり、群馬県安中市が管理する信越線の廃線区間のトンネルについても、ミサイル攻撃を受けた際の「シェルターに活用したい」として同市と協議するという。(桜庭泰彦)
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