まるで戦前!「憲法を守ろう」排除の動きが続々! 政権批判するだけで共謀罪逮捕される悪夢がすぐそこに

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
abe_170501.jpg
首相官邸HPより


「憲法を守ろう」という集会が、公的な場所から締め出し

 明日3日は現行憲法の施行から70年目を迎えるが、その憲法記念日を目前にして、戦前を思わせる不穏な事件が相次いでいる。

 そのひとつが、石川県の市民団体「石川県憲法を守る会」が憲法記念日に金沢市役所前広場で開催しようと企画した「憲法施行70周年集会」に対し、金沢市が広場の使用を拒否した一件だ。

 毎日新聞によれば、市の総務課は広場の使用に不許可を出した理由について、「申請後の聞き取りで、集会の内容には政府への批判も含まれると聞いた。中立性確保の面で支障があると判断した」と説明。しかも、金沢市は拒否したことの根拠を〈「特定の政策、主義、意見に賛成または反対する目的での示威行為」などを禁止した市庁舎等管理規則に基づき判断した〉というが、じつはこの「市庁舎等管理規則」の該当部分は3月21日に改正したばかり。これまでは「示威行為」を禁止するとしていたが、改正によって「特定の政策、主義、意見に賛成または反対する目的」という文言が追加されていたのだ。

 これはあきらかに護憲集会を開かせないための恣意的な改正だろう。というのも、同団体は2014年5月まで十数年間にわたってこの広場で護憲集会を開催し、市も許可していたからだ(2015〜2016年は広場が整備工事中だったため別の場所で開催)。

 だが、同団体などが同じ2014年5月に自衛隊パレードの反対集会を開催しようと同広場の使用許可を申請したところ、金沢市は拒否理由を「集会は政治的行為に当たる」と説明、最終的に「示威行為」を不許可の根拠としたのだ。その後、市民団体側はこの判断は違憲・違法として市を相手に裁判を起こし、1・2審ともに請求が棄却、今年2月に団体側は最高裁に上告している。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルマンガ・アニメビジネス社会カルチャーくらし教養

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 森本敏や橋下徹が安倍の北朝鮮扇動を批判
2 清志郎、憲法9条へのメッセージ
3 上西小百合議員が鋭すぎる共謀罪批判!
4 百田尚樹「漢文授業を廃止せよ」
5 作家が語る「うつ」との向き合い方
6 財務省の森友問題関係文書はやはり存在
7 マツコもキムタクタブーに踏み込めず!
8 グッディ高橋克実が北朝鮮危機で本音
9 今村の後任、吉野は原子力村の代弁者
10 恵俊彰が田崎史郎を「政権の代弁者」と
11 北原みのり逮捕の原因は安倍批判?
12 葵つかさが「松潤とは終わった」と
13 小林よしのりが国会で共謀罪に反対
14 浅田真央引退会見のNGワード
15 安倍政権御用ジャーナリスト大賞
16 玉川徹に自民議員が共謀罪の正体を
17 キムタク最大のタブーとは?
18 恩田陸が新作小説でナショナリズム批判
19 オザケン父と息子の鋭すぎる権力批判
20 たけしがキムタクとジャニーズを批判!
PR
PR
1玉川徹に自民議員が共謀罪の正体を
2森本敏や橋下徹が安倍の北朝鮮扇動を批判
3オザケン父と息子の鋭すぎる権力批判
4上西小百合議員が鋭すぎる共謀罪批判!
5「週刊女性」が「共謀罪」を大特集
6室井「安倍を倒せ」に山本太郎の答えは
7ペギー葉山が遺した安倍政権批判の言葉
8講演で稼ぐネトウヨ文化人のビジネス
9財務省の森友問題関係文書はやはり存在
10籠池氏と財務省の面談音源が明らかに
11グッディ高橋克実が北朝鮮危機で本音
12森友国有地取引で財務省主導の証拠が
13今村更迭は、安倍首相に謝罪させたから
14安倍政権の独裁国家並み情報隠蔽やり口
15安倍政権が関東大震災・朝鮮人虐殺を
16稲田が自衛隊と米空母の訓練を秘密に
17清志郎、憲法9条へのメッセージ
19百田尚樹「漢文授業を廃止せよ」
20辞任!今村復興相の差別的本質は最初から
PR
PR

人気連載

アベを倒したい!

室井佑月

室井佑月が斎藤貴男と「共謀罪」を徹底批判!「安倍政権に逆らう人が片っ端から逮捕される」

アベを倒したい!

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄

"体育会系相田みつを"松岡修造は本当に「ブレない男」なのか? 年を追うごとに変わっていく修造語録を読み解く

「売れてる本」の取扱説明書

ネット右翼の15年

野間易通

高市早苗はいかにして"ネオナチ"と出会ったか

ネット右翼の15年

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

戦争を放棄せよ! 軍事力がなくても侵略と闘う方法はある、自由のために闘える!

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」