晩産化の夫婦 子育てと親の介護のダブルケア意識低い
晩産化が進む中、妻が35歳以上で出産した夫婦のうち、出産の時期に子育てと親の介護をする時期が重なる、いわゆるダブルケアを意識していたのは、女性で13%、男性で4%ほどで、調査した民間の研究所では「早い時期から健康や資金について備えることが求められている」と分析しています。
この調査は、民間の研究所が35歳以上で出産した女性やその夫を対象にインターネットを通じて行い、40代と50代の男女合わせて1087人が回答しました。
それによりますと、子どもや親の介護にかかる費用など、「将来の人生設計ができている」と答えたのは男性が23.2%、女性が17.1%にとどまりました。
特に出産年齢が高くなると子育てと介護を同時期に行う、いわゆる「ダブルケア」が課題になるケースがありますが、子どもの出産に関して「子育て中に家族の介護が必要になるかもしれないと意識した」と答えたのは、女性で12.6%、男性で3.5%にとどまっていました。
1年間に生まれた子どものうち、35歳以上の女性が出産した子どもの割合は、おととしは28.1%で、平成7年より20ポイント近く増え、今後、ダブルケアと向き合う夫婦が増えると見られています。
調査をした第一生命経済研究所の北村安樹子上席主任研究員は、「比較的高い年齢で出産した場合には、将来の資金計画や健康管理について、特に早い時期から意識し備えておくことが求められている」と話しています。
それによりますと、子どもや親の介護にかかる費用など、「将来の人生設計ができている」と答えたのは男性が23.2%、女性が17.1%にとどまりました。
特に出産年齢が高くなると子育てと介護を同時期に行う、いわゆる「ダブルケア」が課題になるケースがありますが、子どもの出産に関して「子育て中に家族の介護が必要になるかもしれないと意識した」と答えたのは、女性で12.6%、男性で3.5%にとどまっていました。
1年間に生まれた子どものうち、35歳以上の女性が出産した子どもの割合は、おととしは28.1%で、平成7年より20ポイント近く増え、今後、ダブルケアと向き合う夫婦が増えると見られています。
調査をした第一生命経済研究所の北村安樹子上席主任研究員は、「比較的高い年齢で出産した場合には、将来の資金計画や健康管理について、特に早い時期から意識し備えておくことが求められている」と話しています。