消防士、消防団員の方への「過度なクレーム」が目立つ。
最近そんなニュースを目にしました。

ニュースによると、
消防士、消防団員の方が
スーパーへ買い物に行ったり、
飲食店に立ち寄ったりすると
住民から
「消防車で食事をとるな!」
「邪魔だ!」
なんていうようなクレームが入るそうなのです。

確かに消防士さんは規律が求められる仕事ではありますが、
人である以上食事はモチロン、
職務中に何かしらの息抜きも必要でしょう。

規律が求められるとしても、
ある程度の事は周囲の人も
「寛容」に見なければいけないと私は思います。
そう寛容に・・・・・・
この消防士の方への過度なクレームの話を見て、
私が営業マン時代に、
お客さんである修行中の若いお坊さんから聞いた、
「奇妙な話」を思い出しました。

何でも、その若いお坊さんの宗派?は
仏教の大学を卒業後、
数年間どこぞの山にあるお寺で、
「数年間、住み込みで厳しい修行」をする決まりなのだそうです。

お坊さんっていうのはそういうモノなんですかね?
モチロン彼も相当な覚悟を決めて、
そのお寺へと修行へ向かったそうです。
彼がお寺へ修行に入り、
まず礼儀として、
そのお寺の一番エライ人に挨拶へ向かったそうです。

ちなみそのエライ人は宗教上の理由?から
姿が見られないとか・・・なんとか。

そして彼が恐る恐る、
「本日からお世話になります」というような挨拶をすると、
何故か目の前に「ワイン」が差し出されたそうです。

そのエライ人は
「まぁとりあえず、飲もうじゃないか」
なんてことを言い出したそうです。
そこは修行の場ですから、
当然「飲酒」は禁止されている・・・ハズ。
しかし無下に断るわけにもいかず、
その高そうなワインを頂き、
そのまま二人でしばらく談笑をしたそうです。

そして談笑が終わると、
さらに差し出されたのは「お金」だったそうです。

「コレはお小遣いだよ、とっておきなさい」
そう差し出されたお金はそれなりの額だったそうです。
マジメな彼は
「ありがたいのですが、受け取れません。」
そうお断りしたそうです。

しかしそのエライ人は、
さらにこう話を付け加えたそうです。
「でも街で遊ぶにはお金がいるでしょう?」
そこは厳しい修行の場ですから、
基本的に「外出」は禁止されている・・・・ハズ。

そんな目の前に差し出されるアカラサマな誘惑の数々に
彼は(これは何かのテストではないか?)
そう・・・・勘ぐったそうなのですが・・・・・

結局、修行中に
酒を飲み、
お金をもらい、
街で遊び、
夜の店に行き女性を抱いても、

最後の最後まで
全く何のお咎めも無かったそうなのです。

修行とはなんだったのか?
・・・・お坊さんだって公務員では無いにしろ、
世間的には規律が求められる仕事のハズ・・・・ですよね?
でもそう・・・お坊さんだって人間である・・・・
息抜きは必要・・・
と自分に言い聞かせ私も「寛容になろう」としたのですが・・・

彼が追い打ちで、
「あれ以来、風俗にハマっちゃって
今じゃ週二で通ってるよ!!!」

そんな事を言いだした時は、
さすがにクレームを入れたくなりました。

このお寺はお客さんではありますが、
我が社はこの寺で
「祈願」や「お祓い」みたいな事をしてもらっているのです・・。

(このお寺・・全然効果なさそう・・・)
・・・・・そう思ってしまいますよね。
モチロン全部のお寺がこうってワケではないでしょうが・・・。
・・・・もう少し自分を律して欲しいものですよね。
おしまい