2017年5月2日11時27分
沖縄県恩納村などにある米軍キャンプ・ハンセン内のダム工事現場で流れ弾とみられる銃弾が民間業者の車両に当たった問題で、県議会は2日午前、原因究明と再発防止などを求める抗議決議と意見書を全会一致で可決した。今後、日本政府や駐日米国大使、米軍などに伝える。
沖縄防衛局などによると、4月6日と13日、ダム工事現場にとめていた業者の車や水を入れるタンクに穴や傷などが見つかり、近くに銃弾が落ちていた。
県議会は、事故現場が集落に近いことを問題視し、「県民の間には日常生活における不安や米軍に対する不信感が募っている」と指摘。原因究明と再発防止ができるまで、同基地での実弾射撃訓練を中止することを求めた。
また、4月24日にあった米軍嘉手納基地(嘉手納町など)でのパラシュート降下訓練への抗議決議と意見書も全会一致で採択。日米両政府の1996年の合意に基づき、同基地での降下訓練をしないよう求めた。
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朝日新聞官邸クラブ