自民 除名処分の与謝野馨氏の復党認める

自民 除名処分の与謝野馨氏の復党認める
k10010967831_201705011306_201705011306.mp4
自民党は7年前に除名処分にした与謝野馨元財務大臣について、本人の強い要望やこれまでの実績などを考慮して、30日付けで復党させることを決めました。
与謝野馨氏は、自民党の政務調査会長のほか、第1次安倍改造内閣で官房長官、麻生内閣で財務大臣など、政府・自民党の要職を歴任しましたが、自民党が政権を失ったあとの平成22年4月に「たちあがれ日本」の結党に参加し、自民党から除名処分を受けました。

その後、菅内閣の経済財政担当大臣に就任し、「社会保障と税の一体改革」の案を取りまとめるなど、政界きっての政策通として知られましたが、咽頭がんなどを患い、平成24年に政界を引退しました。

与謝野氏は自民党への復党を強く要望し、自民党はこうした本人の意向や、これまでの実績などを考慮するとともに、7月の東京都議会議員選挙に向けて東京が地元の与謝野氏の支援者の協力を得たいとして、持ち回りの党紀委員会を開き、30日付けで与謝野氏を復党させることを決めました。

山東党紀委員長は記者会見で、「与謝野氏の復党は都議会議員選挙に向けて非常に大きなインパクトを与えるものだ。本人は療養中なので、きのう秘書に党本部から連絡した」と述べました。