実家に帰ってきて、やはり母はすごいなと実感した。
昔はある意味当たり前すぎてそんなこと全然思ったこともなかったし、
それほど好きでもなかった。
日中働いて買い物を済ませ、家に帰るなりご飯の準備をし、食べ終わった後に片付け、
お風呂に自分が先に入ることはせず、祖母を介護しつつお風呂に入れてから最後に入って
1時間一息ついたかと思うとすぐ寝床に入って朝5時とかに起きて弁当を作ったり家事したり…
せかせか動いている母を見て、
「あ、母はこのサイクルでずっと生活しているんだ」ということになぜかハッとさせられた。
自分が小さい時より何一つ変わっていない。
それに対して、父も働いているけど母ほど家のことに協力的ではない。
自分の親なのに母に世話を任せっきりだし、ちょっとぼけ始めた祖母が同じことを繰り返し言うと
大声で怒鳴るだけ。うるさすぎてキレたと同時に、父に対して激しい嫌悪感を覚えた。
母は一体なんのためにこれほど頑張っているんだろう。
私もいい加減結婚適齢期に差し掛かってきたから見えてきたことなんだろうと思う。